木曽三社神社|美しい下り宮が魅力の清らかな水が湧き出る湧玉と滝に癒される幻想的な神社【渋川市北橘町】
群馬県渋川市北橘町の山中に鎮座する「木曾三社神社(きそさんしゃじんじゃ)」をご存じでしょうか。
鳥居をくぐった先は珍しい下り宮となっており、階段から見下ろす景色は神秘的な絶景が広がっています。
さらに境内には湧玉があり、湧玉から流れる水の音や滝の流れに癒される幻想的な雰囲気の神社として知られている美しい景色や見所、御祭神についてご紹介していきます。
木曽三社神社の由緒と歴史
木曽三社神社(きそさんしゃじんじゃ)は滝の宮、木曽明神とも称され、元暦元年(1184年)平安時代末期の武将である木曾義仲が滋賀県の粟津で源義経に討たれた後、その遺臣であった今井氏、高梨氏、根井氏、楯氏、町田氏、小野沢氏、萩原氏、望月氏、串渕氏、諸田氏等が、義仲が崇敬した信濃国(長野県)の延喜式内社である筑摩郡の三座「岡田・沙田・阿礼神社」を、この地に勧請して創建したと伝えられています。
木曽三社神社の御祭神
木曽三社神社では4柱の神様を御祭神としています。
須佐之男命(スサノオノミコト)
武運・疫病退散の神、治水の神
彦火火出見命(ヒコホホデミノミコト)
農耕の神様
豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)
安産や子孫繁栄、水の恵みをつかさどる神
宇気母智神(ウケモチノカミ)
食物、五穀の神
厄除け、五穀豊穣、商売繁盛、縁結びや子宝、安産などのご利益がある神様が祀られています。
木曽三社神社の境内参拝
参道の向かい側には数台停められる駐車場があります。
参道入口
県道160号線沿いにひっそりと参道入口が現れます。
一の鳥居
二の鳥居
二の鳥居をくぐると下の宮の見渡せる絶景が広がります。参道両側には紫陽花が咲いており梅雨の時期にはさらに美しい景色が広がっているそうです。
階段を下りきった先の右手には境内湧玉からの湧き水が流れる滝があります。小さな滝ですが綺麗な水が流れていて美しいです。滝の明神と呼ばれる由来となっています。
社殿
社殿の手前、左手には御神体を背負ってきた神官の高梨南学院の石像が建っています。
右手には木曾三郎義基(木曾義仲の三男)の御腰掛石が建っています。
社殿の奥にある本殿を拝むことが出来ます。
社殿の右手には多くの境内社、石祠や石碑が祀られています。正面にあるのが稲荷神社です。
稲荷神社の右には滝不動尊があります。
多くの神様が祀られ、多くのご利益とパワーを感じる神秘的なスポットです。
木曽三社神社の湧玉
稲荷神社と滝不動尊の中央にある木々の生い茂る道の先に湧玉があります。
涼しく落ち着いた雰囲気の中を進んでいくと、日の差した神秘的な空間が広がります。
湧玉(わくたま)
赤城山麓で最大の湧水です。砂を巻き上げている湧出口が数か所あり、綺麗な水が湧き出てくる様子を見ることが出来ます。
明治期には宮内省御用生州として利根川の鮎をここで清め、天皇に献上していたそうです。湧玉の奥には境内社があります。
ボコボコと水が湧き出てくる様子は美しく、清らかな水の流れにも目を奪われます。
湧玉の流れる先には湿地帯をつくり、野鳥をはじめ多種多様な植物や昆虫が自生しています。大規模な「セキショウ」の群落があることでも知られています。夏の暑い日には癒しの空間としておすすめのスポットです。
木曽三社神社の御朱印情報
社務所が閉まっていたため御朱印を頂くことはできませんでしたが、社務所は閉まっていても駐車場の奥にある宮司さんのお宅にて御朱印を頂けるそうです。事前に電話にて確認をすると確実なようです。
木曽三社神社の基本情報
住所:群馬県渋川市北橘町下箱田1
電話番号:0279-52-3489
駐車場:あり
アクセス・行き方:車 渋川伊香保ICから車で約15分
電車 JR渋川駅からバスで約20分。北橘行政センター西(バス停)から徒歩5分
渋川伊香保周辺情報:https://www.jalan.net/travel/090000/091100/
渋川伊香保で宿を探す:https://search.travel.rakuten.co.jp/ds/hotellist/Japan-Gunma-Shibukawa
木曽三社神社まとめ
群馬県渋川市北橘町にある下り宮や湧玉の水の流れの美しい「木曽三社神社」をご紹介しました。
ひっそりとたたずむ鳥居をくぐった先には自然溢れる神秘的な空間が広がっています。
癒しとパワーの得られる木曽三社神社にぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。
※情報は記事作成当時のものです