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カニ籠漁発祥の地で、ベニズワイガニの水揚げ量では富山県内No.1を誇る魚津。

漁港から漁場までの距離が近く、水揚げしたその日には新鮮なカニが飲食店や鮮魚店に並ぶとも言われ、肉厚で身離れがいい絶品の味を堪能できます。

そんな魚津で2023年から本格的にスタートした「魚津 蟹騒動」。大好評だった昨シーズンに続き、今シーズンも開催されます。

“茹で”じゃなく“蒸し”

カニ本来の味を楽しむ「蟹騒動」

カニ料理にもさまざまありますが、「カニをまるごと楽しむ」というと、通常は茹でたカニを想像しますよね？

でも、「魚津 蟹騒動」では、本来の味をより一層堪能できると言われている“蒸しガニ”で味わうことができます。

茹でずに蒸すことで、カニのエキスが茹で汁に溶け出さず、濃厚な旨味がカニの身にとどまります。甲羅の中につまったカニ味噌もとろけるよう。寒さとともに一層旨味を増した肉厚な身を楽しめます。

カニをまるごと食べられるのは、1日につき50人。

県外からわざわざ訪れる観光客も多く、混乱を避けるために事前予約の枠を40人分設けていますが、人気のため今回はすでに予約終了…つまり、当日受付分はたった10人。

数少ないカニを巡って、文字通り、「蟹騒動」が勃発しそうです。

魚津 蟹騒動～紅ズワイガニをまるごと食べよう～

開催日：2024年11月16日（土）・17日（日）

　　　  2025年2月22日（土）、23日（日）

時　間：各日11:00～13:00

場　所：海の駅蜃気楼 イベントスペース（魚津市村木定坊割2500-2）

料　金：3500円/杯（予定）

　※仕入状況等により、値段が変動する場合があります

問合せ：0765-23-1025（魚津市商工観光課）

1日50杯の限定提供！ 11月の事前予約は受付終了

今シーズンは2024年11月と2025年2月にそれぞれ2日間ずつ開催される「蟹騒動」。

1日あたりの提供数は50杯の限定となる予定で、混雑回避のためにそのうちの40杯分は事前予約枠になっています。申し込みは専用WEBフォームからできますが、人気のため11月の予約分はすでに受付終了。

予約をしていない場合は、先着で1日10杯ずつ食べることができます。当日分の販売は、11時からを予定。数少ないカニを巡って大争奪戦となりそうです。

また、2025年2月の予約分は後日、事前予約枠が設けられます。数少ない枠を見逃さないように、こまめにチェックする必要がありそうです。

安くてウマい！ 富山湾の女王「ベニズワイガニ」

コスパ最強！ 深い富山湾ならではの味

日本海の冬の味覚と言えば、やっぱりカニ！

ですが、ひと口にカニと言っても種類は豊富で、日本では「タラバガニ」、「毛ガニ」、「花咲ガニ」、そして、「ズワイガニ」が4大カニ。

なかでもズワイガニは、日本海側の各漁港で11月初旬から漁が解禁され、水揚げ港によって「越前ガニ」「松葉ガニ」「加能ガニ」、メスは「セイコガニ」「香箱ガニ」などと各地でブランド化されています。

そんなズワイガニに負けず劣らずおいしく、よりリーズナブルに味わえるのが、ベニズワイガニ。

姿はズワイガニに似ていますが、全体的に紅色をしているのが特徴です。

ズワイガニが水深200～500mの海域に生息するのに対し、ベニズワイガニが生息するのは水深およそ500～2700mの深海です。

というわけで、駿河湾・相模湾と並ぶ日本3大深湾の富山湾では、ベニズワイガニ漁が盛ん。

漁場が近く鮮度が高い富山湾のベニズワイガニは、甘み成分の「グリシン」と旨み成分の「グルタミン酸」がズワイガニよりも高いとされ、身離れがよくて食べやすいことから、“富山湾の女王”と呼ばれ、秋から冬にかけて人気の味覚です。

カニ籠漁発祥の地！ 富山県内のベニズワイガニ水揚げ量1位を誇る魚津

ぐるりと富山湾を囲む富山の沿岸には氷見や新湊、滑川など多くの漁港がありますが、魚津市も古くから水産業が盛んな地域のひとつ。

中でも、現在、世界中で一般的に行われているカニの籠漁は、魚津で漁業を営んでいた浜田さんが竹製のカニ籠を作ったのが始まりとされていて、魚津が発祥の地と言われます。底引き網よりも水産資源にやさしい漁法であることから、世界中に広まりました。

そんな歴史もあり、ベニズワイガニの水揚げ量県内1位を誇る魚津漁港。

魚津市内にはベニズワイガニはもちろん、ズワイガニを堪能できる店も多く、港のそばにある「海の駅蜃気楼」の朝市では、コスパ最強のカニグルメも登場します。

▽詳細はこちらをどうぞ

【海の駅 蜃気楼】
住所　富山県魚津市村木定坊割2500-2