南足柄市×関連5企業 CO2削減、当事者意識で 庁舎一角に啓発スペース
南足柄市と市にゆかりある5企業で構成する「スーパー分別プロジェクト南足柄」(加藤健友代表)は1月27日、南足柄市庁舎1階の一角に、カーボンニュートラル実現に向けた啓発を行うスペースを新たに設置した。
「スーパー分別プロジェクト南足柄」は、市とアサヒユウアス株式会社、あしがら環境保全株式会社、株式会社高部金属、南開工業株式会社、非営利株式会社BUNDからなり、2023年11月に発足。市内小学校でプラごみ削減に向けた授業やキャップの回収活動を行うなど、環境問題に対する学びをサポートしてきた。
こうした中、同プロジェクトはカーボンニュートラルへの意識をさらに市民らに広め、当事者意識を持ってもらおうと、「官民共創」のもと、今回のスペース設置に至った。
市産材の杉を使用した空間の中には、同プロジェクトの活動を紹介するモニター、ペットボトル回収ボックス、アサヒ飲料株式会社が展開するCO2の吸収剤が搭載された自販機が設置されている。
完成披露会で加藤代表は「活動を知り参加してもらうには、楽しくなくてはなりません。この施設の完成が終わりではなく、仲間を増やしていきたい」と挨拶した。
加藤修平市長は「市役所の正面入口にこうした施設ができたのは素晴らしいこと。市も引き続き、カーボンニュートラルに取り組んでいきたい」と話した。