泉消防署 「まずは逃げて」 火災犠牲者昨対3倍以上〈横浜市泉区〉
泉消防署によると、市内で1月1日から2月20日までに住宅火災によって10人が犠牲になったという。昨年同時期に比べ7人増加し、同署は住宅用火災警報器(住警器)の設置など火災予防の徹底を呼び掛けている。
設置が義務付けられている住警器は、警報音が大きいため家族だけでなく、隣人や通行人にも届く。実際に通行人が119番通報するケースもあり、同署は「逃げ遅れないためにも、早期に火事に気付くことが大切。住警器が未設置の方は相談ください」とする。
現状を踏まえて横浜市消防局では2月22日から春の火災予防運動を例年より先駆けて実施して、区役所などで火災予防を呼び掛けている。また、あす1日(金)から全国火災予防運動週間が始まり(7日まで)、1日にはイトーヨーカ―堂立場店1階で泉区マスコットキャラクターいっずんと市消防局マスコットキャラクターハマくんが登場し火災予防など啓発活動を行う(午後2時〜3時)。
住警器の取付、火災予防の相談などは泉消防署【電話】045・801・0119(総務・予防課)。