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おっぱいが出ない!頻回授乳で眠れぬ日々…マッサージで青あざだらけ!

たまひよONLINE

4歳の娘と1歳の息子の子育てに奮闘しながら、フリーランスで仕事をしているママライターのTomomiです。私が初産で、母乳トラブルに悩まされていたのは、30歳の時でした。出産前は、子どもが生まれれば自然に母乳は溢れ出てくるものかと思っていましたが、実際には出産から数日は思うように母乳が出ず、とても苦労しました。

“母乳育児推奨”のスパルタ指導が有名な病院で…


私が入院していた総合病院は、母乳育児推奨のスパルタ指導が有名で、帝王切開手術翌日から母子同室が始まり、うまく授乳できない時は授乳室へ通い指導を受ける日々でした。

なかなか出てこない母乳と吸う力の弱い娘、1回の授乳に1時間近くかけているのに、哺乳量を量るとたった数ml。娘の体重も出産時を下回り続け、落ち込む日々が続きました。

看護師さんとベテラン助産師さんは“力量に差”?


そんな時、看護師さんが「乳腺開通のお手伝いをしましょう」と、おっぱいマッサージをしてくれましたが、それが涙が出るほどの激痛だったのです。

後日、マッサージが上手なベテラン助産師さんだと痛くないのだと知りましたが、その時はひたすら激痛に耐え続けていました。

その甲斐あってか、少しずつ母乳生産量も増えて行き、娘の体重も増加傾向にあり、とても喜ばしかったのですが、喜びとは裏腹に、私のおっぱいは真っ青…。マッサージが強すぎたのか、あざだらけになってしまい、授乳室では他のママさんに2度見される程、とても痛々しい姿で授乳をする事に…。

1ヶ月のつらい闘いの終わりは、ストレスからの開放


入院中はもちろん、退院してからも、しばらくは母乳育児に苦しみ、眠れぬ日々が続きました。授乳は3時間おきとなっていたので、オムツを替え、1時間かけて授乳し、足りない分を補う為に1時間かけて搾乳し、お世話の記録をつけていると、あっという間に次の授乳時間がやってきます。休む暇も眠る時間もあまりなく、1日中母乳の事を考えていました。

段々と母乳育児がつらくなっていき、「もうミルクに頼って良いのでは?」という気持ちになりました。泣きながら母乳外来で相談すると、「そこまで頑張らなくて良いよ」と優しい言葉をかけてもらえ、1日に数回、搾乳はお休みしミルクを飲ませる事に。

おかげで少し休息を取ることができ、自然と気持ちも前向きになりました。母乳を増やすために、自分でできる“おっぱいマッサージ”を続け、水分も意識して多めに摂り、睡眠もできる限り確保するようにしてみると、それまで根詰めていたストレスから解放され、母乳の出も良くなって来たのです。

産後1ヶ月もすると、娘の吸う力も強くなり、母乳育児もうまくいくようになりました。いつしかミルクの追加も搾乳もする必要がなくなり、完全母乳での育児ができるようになり、1ヶ月間のつらい闘いは終わりを遂げたのでした。

おっぱいが岩のようになった!ガッチガチのお宮参り


ようやく母乳育児も軌道に乗り始め、里帰りも間もなく終了という頃、自宅に戻る前に実家近くの神社でお宮参りをする事になりました。お参りには、母が私のお宮参りの時に着た着物を着せてもらいました。

30年経って、母である私と同じ着物を着て同じ神社へ。地元の小さな写真スタジオも当時のまま。とても感慨深い思いで、娘の健やかな成長を祈願することができました。

ところが、このお宮参りで予想外のトラブルが発生しました。朝の授乳を済ませ、美容室で着付けやヘアセットをし、写真スタジオ、神社でのお参り、祖父母宅訪問を終えた時には、既に5時間は経過していました。3時間おきに作られる母乳…。私のおっぱいは、見たことも無い位ガッチガチになり熱を持っていました。

娘は事前に搾乳しておいた母乳を哺乳瓶で飲み、すやすやとお休み中。吸ってもらうのが1番早いのですが、「待っていられない!」と大慌てで着物を脱ぎ、搾乳開始。岩の様なおっぱいは触るだけで激痛が走る状態でしたが、必死に搾乳し、少しだけ柔らかくなりました。

娘が起きて授乳するまでの1時間は、保冷材で冷やしながら痛みに耐え、お宮参りの疲れも相まってぐったり。この時、2人目が生まれても、もうお宮参りで着物は着ないと心に決めたのでした。

産後ママの大きな悩みになりがちと聞いていた、おっぱい問題。私にとっても、出なくて苦しんだり、出すぎて苦しんだり、初めての母乳育児はとても大変でした。それでも生後3ヶ月を過ぎる頃には、母娘ともに母乳育児に慣れ、完全母乳を目指して頑張って良かったと思えるようになりました。外出時にミルクの支度や重たい白湯などを持たずに済んで、授乳ケープ1枚だけ持って出掛けられるのはとても楽でした。大変だったのは寝不足との闘い。夜中の授乳を1回だけミルクに変えて、夫にも協力してもらえば良かったと思い、2人目出産後はしっかり実践し、娘の時に学んだ教訓を活かすことができました。

[Tomomi*プロフィール]
20歳で日本を飛び出しオーストラリアで就職。現地で出会った旦那を日本に連れ帰り、茶畑に囲まれたのどかな土地で一姫二太郎の育児に奮闘中!
趣味の“旅行”“フェス”“アウトドア”に子どもたちと行きたいと妄想しながら、現在は“パン作り”“園児が喜ぶお弁当作り”“手芸”に挑戦中の35歳、在宅ママライター。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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