「うおお!」大竹がフランスのラジオ人気を知って興奮!朝のニュースはラジオで聞く
お笑いタレント、大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30) が7月8日に放送され、1999年からフリージャーナリストとして活動している西村カリンさんが登場。フランスのラジオ事情や日本の報道について伺った。
大竹「西村さんは、記者としての生活が長いそうですね」
西村「私は15年間、東京のAFP通信の記者として勤め、4年前に辞めてからは『ラジオ・フランス』というフランスの公共ラジオ局と、『日刊リベラシオン紙』の特派員として活動しています」
大竹「フランスのラジオっていうのは、どのぐらいの人が聞いている感じですか?」
西村「ニュース番組ではテレビより強い、最も強いです」
大竹「あっ、そう!」
西村「朝はみんなニュース番組をラジオで聞いてます」
大竹「おお!」
西村「『ラジオ・フランス』だけでも毎日1500万人以上のリスナーがいます」
大竹「うおお!」
西村「つまり、人口の4分の1近くということです」
大竹「うわ~! テレビよりすごいんですか」
西村「朝はやっぱり時間もなくて、みんなテレビ見るよりもラジオを聞きます。これはフランスの文化で、今もそうです。」
大竹「へ~、知らなかった!」
西村「自分の車の中で聞く人も多いです。だからラジオのニュース番組には政治家も出ます。特に選挙の時はラジオが強いです」
大竹「ラジオに出ないと知名度も上がらない?_」
西村「ラジオに出て質問に答えないと駄目なんですよね」
大竹「なるほど。西村さんはそういうところから日本にお越しになって、日本の記者会見に参加されているんですが、まだ一度も指されたことがないとお聞きしました」
西村「総理の会見は、多分3年前から一度も質問できていません。岸田首相のときは一回質問しただけで、その後は多分ブラックリストに載ってしまったんでしょう。(笑) 一応参加はできるんですが、総理大臣の記者会見は、今、コロナを理由に人数制限をしています。私は抽選で割と当選するんですが、それでも質問できない。だから座っていだけで、傍聴券をもらったみたいな感じです」
大竹「そんな中で、日本の自民党総裁の記者会見は相変わらずだとおっしゃっています。それは女性記者が1割以下と少ない。質問者は全員男性。記者クラブが優先されて、質問するのは全員記者クラブの人だとおっしゃっています」
西村「多分、そういう記者は事前に質問を通告しているんだと思います。私は事前に質問を渡してないから、向こうからすると厳しい質問をするんじゃないかと不安があるんでしょう。それを避けるために私を指名しないのだと思います」
大竹「普通の記者会見っていうのは、いろんな質問が飛んでくるのが当り前なんじゃないですか?」
西村「当たり前だと思うんですけれども、日本では事前に決まったシナリオ通りにやるということになってますね。そもそも記者クラブの人たちも反対すべきだったんですけれども、それを受け入れて、記者と与党や総理官邸がウィンウィンの関係になったんです。結果的に厳しい質問もしない。したとしても、アリバイを作るためで、ジャーナリズムそのものも危険な状況にあります。」