薬師粥に長蛇の列 宝城坊で初薬師
日向薬師宝城坊(内藤京介住職)で1月8日、初薬師が行われ、本尊である秘仏鉈彫薬師三尊像の御開帳と薬師粥が振舞われた。
毎月8日は薬師如来の縁日で、1月8日は1年で最初の縁日であることから「初薬師」と呼ばれ、祭祀や供養が行われている。
粥は参拝者の無病息災や身体健全を祈念するもので、予定時刻の午前11時を前に長蛇の列ができていた。
この日は同薬師の世話人や、地元ボランティアなどが調理。付け合わせの沢庵も地元住民が漬けたものが振舞われた。
内藤住職は「幸せな1年を過ごしていただければ」とあいさつ。列の先頭に並んでいた男性は「横浜市から来た。初薬師は初めて。美味しい御粥を頂けてありがたい」と笑顔で話していた。