遠藤遼一のソロプロジェクト・endsのビクター在籍時MV全10タイトル配信解禁
エレクトロニック・ボディ・ミュージックをベースにした独自の音楽性で80年代末~90年代にかけて多大な影響を及ぼした孤高のバンド・SOFT BALLET。そのヴォーカリスト・遠藤遼一がソロプロジェクト・ends(当初はTHE ENDS)としてビクターに残したミュージックビデオ全10タイトルが配信解禁となる。
endsは、1995年のSOFT BALLET活動停止後、1996年に遠藤遼一が結成したソロプロジェクト。2001年SOFT BALLETの再結成により活動休止となるまでの5年間に、ビクターで9枚のシングルと、6枚のオリジナルアルバムを残した。その参加メンバーには、石垣愛(Gt:元The Mad Capsule Markets)、三柴理(Key:元筋肉少女帯)、大山正篤(Ds:元ZIGGY)、中島オバヲ(Perc)といった凄腕ミュージシャンが名を連ね、SOFT BALLETとは異なるトライバルなサイケデリックロックで多くのファンを獲得した。
今回配信されるMVは、「蜘蛛と星」(1996年)、「自由なこころ」、「シャララ」(1997年)、「愛のうた」、「トキメキ」(1998年)、「炎天」、「Way」(1999年)、「すべてに等しく吹きつける風のように」、「SWEET DREAMS FOREVER」(2000年)、「Purple」(2001年)の全10タイトル。2001年に発売されたビデオ作品『MAGIC HOUR』に収録されていた10タイトルだが、ビデオ作品は入手困難となって久しいだけに、今回の配信はendsファンにとっては貴重な視聴機会に、初めてendsに触れる人にとっても10曲中9曲はシングル曲のMVであるため良い導入機会となるはずだ。
MV配信に合わせて、ビクターのカタログ専門サイト「MiQQe (ミッケ)」では音楽ライター小野島大氏によるスペシャルコラムを掲載。endsの歩みと魅力を前身SOFT BALLET時代も交えて総括。今なお渇望される再活動への期待感も添えて、endsの作品をより楽しめるコラムとなっている。