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主将奮闘記 福徳学院テニス部 草野真帆(2年) 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

 全国高校テニス選抜大会に挑む福徳学院の女子団体。その中心に立つのがキャプテンの草野真帆だ。強豪校としての重圧、個性豊かなチームをまとめる難しさ、そして全国の舞台での挑戦―。初めて担うキャプテンとしての役目に試行錯誤しながらも、チームを勝利へ導こうと奮闘する。攻めの姿勢を貫くプレースタイルと強い覚悟を胸に挑む。

 

Q:キャプテンになって、これまでと違いはありますか?

 部員みんなをまとめる責任が大きく、最初はとにかく必死でした。キャプテンの経験がなかったので、すべてが初めてのことばかり。不安やプレッシャーもありましたが、昨年のキャプテンだった(岡崎)咲菜先輩の姿を見て「すごいな」と思い、自分も成長するために挑戦しようと決意しました。

 

Q:2年生は3人しかいませんが、大変なことはありますか?

 1年生が8人いて、最初は目が行き届かず、私たち3人もいっぱいいっぱいになってしまいました。でも、3人でしっかり話し合い、練習や学校生活でも気づいたことは何でも意見を出し合いながら乗り越えてきました。

 

Q:県高校新人テニス大会の女子団体戦で8連覇。県内では負けられないプレッシャーはありますか?

 すごくあります。個人戦でもベスト4以上は福徳学院が独占しないといけないというプレッシャーもあり、常に「負けられない」という気持ちで戦っています。先輩たちがつないできた歴史を、私たちの代で途切れさせるわけにはいかない。その思いで日々行動しています。

 

Q:昨年のチームとの違いは?

 今年のチームはとにかく個性豊かなのですが、最初はバラバラでした。昨年は3年生が中心になって活気のあるチームでしたが、今年は少し引っ込みがちな雰囲気があるかもしれません。でも、それぞれの個性を生かしながら、チームとしてまとまっていこうと努力しています。

 

キャプテンとなり上級生としての自覚が芽生えた

 

Q:九州地区大会では5位入賞し、全国選抜大会への切符を手にしました。どんな大会でしたか?

 昨年までは3年生が中心で、私たちは応援する立場でした。でも今年は自分が試合に出て、チームを引っ張らなければならない。最初は緊張で震えるほどでしたし、プレッシャーも大きかったです。でも試合を重ねるうちに自信がついて、強気で戦えるようになりました。

 

Q:団体戦ではシングルスで出場することが多いですが、自分のプレースタイルをどう考えていますか?

 どんな時でも攻め続けるスタイルです。自分から積極的にポイントを取りにいくタイプだと思います。メンタルも強い方ですね。

 

Q:全国選抜での目標は?

 高校に入ってから全国の舞台で勝った経験がなく、昨年は初戦敗退でした。その悔しさがあるので、今年こそはチームとして勝ちたいという思いが強いです。まだ課題もあるので、一つ一つクリアしながら準備していきます。絶対に初戦突破して、次の九州勢との対戦でも勝てるように頑張りたい。そのためにも、試合の入り方が大事だと思っています。

 

Q:全国選抜が終われば、次は全国高校総体が控えています。目標は?

 県予選を突破するのはもちろん、全国大会に出るだけではなく、そこで勝ち上がれる選手になりたいです。

 

全国選抜では初戦突破を目指す

 

(柚野真也)

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