高温少雨は10日間程度は続く見通し
連日気温が非常に高い状態が続いており、今後の水不足が心配されていますが、 上越地方でまとまった雨は、まだしばらく降りそうにありません。
左の図は24日(木)に気象庁が発表した気温の早期天候情報です。九州南部と沖縄を除く全ての地域が赤色の表示になっています。これは、この先概ね2週間程度、気温が平年よりもかなり高くなることを表しています。
この理由は3つあると考えられます。
(1)上空5000m付近まで東から張り出す太平洋高気圧の勢力が非常に強いこと
(2)さらにその上空9000m付近に、中国大陸から張り出すチベット高気圧が覆いかぶさっていること
(3)日本周辺における(7/23付)海面水温の平年との差が大きいこと。北へ行くほど赤色が濃くなり、特に北陸や東北付近では平年より3度以上も高い、近年まれにみる異常な状態に
このため、高温少雨の傾向が、少なくともあと10日間程度は続く見通しとなっており、渇水や農作物管理への対策が必要です。
情報提供:SnowCast