【今週のアニメ『キングダム』の話題は?】第5話「列尾攻城戦」一気に始まる城攻め! 山の民の荒々しさが際立つ
『キングダム』は、紀元前中国の戦国時代を舞台にした原泰久先生の人気漫画作品です。このアニメ 第6期が、この秋からスタート! 最速となるNHKでは10月5日に第1話が始まり、多くの配信サイトでも公開されています。
こちらでは、11月2日(最速)に放送開始となった、第5話「列尾攻城戦」のあらすじを振り返っていきたいと思います。
※第5話のあらすじを含みます。
第5話「列尾攻城戦」あらすじ1 「血祭りだ」
「趙の国門」列尾(れつび)の攻城戦を任された、飛信隊と山の民。さあ、城攻めです!
楊端和のカリスマ
楊端和の「血祭りだ」で、いっせいに列尾城に向かっていく山の民たち。すごい数と迫力です。とはいえ、心配顔の信(しん)と河了貂(かりょうてん)。
すごいスピードで城門に近づき、城壁にはしごをスラスラと架けていく山の民。楊端和は涼しい顔で、信たちに向かって「うちは大体こんな感じだ」。二人も圧巻でした。
弓矢兄弟の覚悟
はしごを上るには、降ってくる敵の矢が邪魔です。楊端和は、飛信隊から弓の腕の立つ者を借り“矢には矢を”と、弓兵の強化をはかることに。そこで、第1話で入隊した“弓矢兄弟”こと蒼(そう)兄弟が、臨時に楊端和軍に入ることになりました。さあ、新人たちの腕の見せどころです。
しかし、兄も弟も、初めての実戦に緊張がおさまりません。緊張の原因は、“近すぎること”。近いと、殺す相手の顔がしっかり見えてしまうのです。若い二人は、これから自分が人殺しになる覚悟を決めなければならないのです。
手の震えが止まらない中、それでも立ち上がった兄の仁(じん)が、矢を放ちます。城壁の上にいる敵兵の目に命中。さらに2発目、3発目と、一矢も外すことなく敵を殺していきます。弟の淡(たん)も兄の心に習うように立ち上がります。
最強の戦士 バジオウ
矢の応援もあって、はしごを上り詰める山の民軍。そして真っ先に城壁を越えたのが、バジオウです。何人もの敵兵を、高い身体能力を存分に生かして、薙ぎ倒してきます。
他の山の民たちも城壁の上に到着。彼らならではの活躍を見せ、城門を開きます。
第5話「列尾攻城戦」あらすじ2 “王騎の矛”まさかの振り遅れ
開いた城門へ、飛信隊が突入です。
新兵たち
初めての戦場となる新兵たちが多い中、先輩たちがしっかりサポート。
伍(ご)※を崩してしまった干斗(かんと)ら新人たちに、歩兵長の崇元(すうげん)が「生き残ることだけ考えて戦え」と言ってくれます。
※伍とは、5人を一組にしたもののこと。『キングダム』時代の歩兵の場合、5人が背中を預け合う。新人はとにかく伍が基本。伍を崩してしまうと、後ろががら空きになってしまうので死ぬかも。
まさかの“振り遅れ”?
隊長の信も奮戦。王騎の矛を振るって敵を薙ぎ倒します。さすが王騎将軍の矛の威力です!
しかし、羌瘣(きょうかい)が一言。「あれのどこが使いこなしている よく見てみろ」。確かに、ちょっと振り遅れているような?
ここは、アニメ作品としての高い技術が見どころです! “振れてはいるけれど、ちょっと振り出しが遅い” 新兵には見抜けないけれど、ずっと信と一緒に進んできた者にはわかるくらいの違いです。これを表現してしまうスタッフの方々には、頭が下がります。
矛の振り遅れという、信の見せどころがまさかのオチでしたが、戦い自体はあっさりと秦軍の勝ち。一日も経たずに列尾は陥落です。
次回は、第6話「列尾の罠(わな)」
さあ祝杯!といきたいところですが、「列尾はここからが忙しいんだよ」という河了貂。そこへ、総大将の王翦(おうせん)軍が入城してきます。王翦は、李牧(りぼく)がしかけたこの城都への秘策に気づいたような!?
直接のぶつかり合い以外でも、知恵と技の総動員で戦いが動いていくところが、この作品ならではですよね。次回も絶対、見逃せません!
SNSの反応
放送後のSNSでは、今回も『キングダム』の熱に魅入る声が続出。特に、楊端和のカリスマと美しさを讃えるものが目立ちます。その他、「王騎の矛、やはり重いか」「矛の意味の重さを感じる」など、信と王騎とのつながりを考える声も多数。やっぱり、いい作品ですよね!