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韓国映画入門者におすすめ!グローバル興行「1億ドル以上」歴代大ヒット作品6選

Danmee

©Danmee

近年日本では、韓国グルメや韓国コスメなど、“韓国”というワードをつけた商品が市場に溢れ、一部消費者の興味を刺激している。

エンターテインメント業界においては、韓国ドラマや韓国アイドルがその最たる例で、いつの間にか魅力あるものというイメージが多くの人に定着している印象だ。

しかしこのパワーワードが日本ほど通用しない世界を相手に、驚くべき大ヒットを記録した韓国映画があるのをご存じだろうか。

高い作品性とエンターテインメント性を兼ね備え、国を超えて世界中の人を魅了し、なんとグローバル興行1億ドル以上を叩き出した。

様々な理由で韓国映画に抵抗を感じている韓国映画入門者にこそ、ぜひ一度ご覧いただきたいラインナップだ。視聴後にはきっとこれまでの先入観が消えているはず。

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エクストリーム・ジョブ (2019)

『エクストリーム・ジョブ』は、本国はもちろん特に北米で絶大なる支持を得た作品。韓国を代表する俳優の1人リュ・スンリョンを主演に迎え、麻薬捜査班がフライドチキン店に潜伏捜査して奮闘する姿を描いたアクションコメディーだ。

張り込みのために店を購入するのだが、なぜか予想外に大繁盛するところから物語がスタート。ややアメリカンテイストな作風で、各登場人物の少しとぼけたキャラクターも物語を盛り上げている。

●グローバル興行収入:116,127,561ドル
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月1日現在):U-NEXT、Amazon Prime Video、Rakuten TV、Hulu、DMM TV

犯罪都市 THE ROUNDUP (2022)

『犯罪都市 THE ROUNDUP』は、男性なら独特の世界観にドハマりしてしまうこと間違いなし。韓国の警察と犯罪組織の壮絶な戦いを描いたクライムアクションだ。シリーズものの第2弾で、シーズン1からご覧になれば、さらに楽しむことができるだろう。

怪物刑事と言われる最強の刑事が悪者を倒していく豪快なアクションをはじめ、作りこまれたストーリーと各登場人物のキャラクターが秀逸。そこにコメディー要素まで盛り込み、気持ち良いほどスピーディーにテンポよく物語が進んでいく。

●グローバル興行収入:106,047,622ドル
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月1日現在):U-NEXT、Amazon Prime Video、Rakuten TV、Hulu、DMM TV、FOD

パラサイト 半地下の家族 (2019)

『パラサイト 半地下の家族』は、韓国映画をあまりご存じない人でもタイトルぐらいは耳にしたことがあるのではないだろうか。上映当時日本でも大きな話題となり、韓国映画史上最も高い興行成績を記録した大ヒット作だ。

半地下に暮らす一家が、豪邸に住む裕福な家庭に侵入して繰り広げられる2つの家族の物語。韓国社会における格差社会を描き強いメッセージを放ちながらも、ユーモアとサスペンス、そこに恐怖までプラスしたエンターテインメント性の非常に高い作品となっている。

●グローバル興行収入:262,716,749ドル
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月1日現在):U-NEXT、Amazon Prime Video、Rakuten TV、Hulu、DMM TV、Lemino、TELASA、Netflix

バトル・オーシャン 海上決戦 (2014)

『バトル・オーシャン 海上決戦』は、戦争を題材にした時代劇で、好みが分かれるジャンルであるにもかかわらず世界中で愛された韓国映画史に残る名作。1597年の慶長の役を背景に、韓国で英雄と語り継がれている朝鮮の海軍提督イ・スンシンが、わずか12隻の戦艦で300隻の日本海軍を相手に戦った歴史的海戦を描いた物語だ。

劇の約3分の2が海戦シーンに当てられているが、観る者に深い没入感をプレゼントし、全く長さを感じさせないとしてクオリティーの高い演出に称賛の声が殺到。主演を務めたチェ・ミンシクの重厚感ある圧巻の演技にも、ぜひ注目してご覧いただきたい。

●グローバル興行収入:133,450,917ドル
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月1日現在):Rakuten TV、Hulu、U-NEXT

新感染 ファイナル・エクスプレス (2016)

ここからは番外編として、あと一歩で興行収入1億円を突破するほど支持された作品を紹介する。まずは、『新感染 ファイナル・エクスプレス』。本国をはじめブラジルやフランス、メキシコなどで特に好評を得た作品で、時速300km以上で走行中の高速鉄道の車内舞台に繰り広げられるサバイバルパニックアクションだ。

列車という密室の中で発生したゾンビパンデミックが大きな見どころの1つとなっており、これまでの概念を打ち破るかのような韓国スタイルのゾンビが臨場感たっぷりに描き出されている。圧倒的な映像と、スリル満点の展開とアクション、温かなヒューマニズムまで満喫できる作品だ。

●グローバル興行収入:95,699,124ドル
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月1日現在):U-NEXT、Amazon Prime Video、Rakuten TV、Hulu、Lemino、Netflix、JAIHO

国際市場で逢いましょう (2014)

『国際市場で逢いましょう』も、惜しくも1億ドルを超えることはできなかったが、驚異的な興行収入を叩き出したことで知られる作品の1つ。戦後の復興から現代まで、韓国における激動の時代を背景に、朝鮮戦争によって離散した家族のために奮闘する男の姿を描いた物語だ。

題材の特性上、本国で断トツトップの興行成績を叩き出しているが、オーストラリアや香港でも温かな家族愛をテーマにしたヒューマン要素が支持され、好評を得ている。

コミカルでクスっと笑えるシーンもあるが、涙なしには観ることのできない作品で、観る者の心にじんわりと響くストーリーに感動するだろう。

●グローバル興行収入:99,684,837ドル
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月1日現在):U-NEXT、Amazon Prime Video、Hulu、Lemino、JAIHO

(ライター/西谷瀬里)

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