新しい体験!『Tea Butik Saiita』のインドネシア・アフタヌーンティー 神戸市
舞子坂(神戸市垂水区)にこの夏オープンしたばかりの『Tea Butik Saiita(サイータ)』。インドネシアの紅茶やスイーツがいただけると聞き、興味津々でお店を訪れました。
日本ではあまり知られていませんが、インドネシアは世界7位の生産量を誇る紅茶の主要産地。しかし、日本に輸入される紅茶のうちインドネシア産のものはわずか9%で、そんなインドネシア紅茶の魅力を広めるためにお店をオープンされたそうです。
店内に一歩足を踏み入れると、そこにはインドネシアの世界が広がっています。正面にはトラディショナルな扉、足元にはデザインタイル、バティックを纏った店主さん姉妹が柔らかな笑顔で迎えてくれます。
同店で扱うのはインドネシア最大のオーガニック茶園『ブキットサリ茶園』で育てられた茶葉。
今回は9月に開始されたばかりのアフタヌーンティーをいただくことにしました。
初めに出されるのは「ホワイトティー」。口に含むと、雑味のない優しい甘さがふわっと広がります。なんだか心が洗われるような透明感。新芽のみを使った希少なお茶なのだそうです。
焼き立てのスコーンはプレーンとチョコチーズ味の2種類。チョコとチーズの組み合わせは、インドネシアの人々の好物なのだそう。甘じょっぱさにたっぷりの生クリームがよく合います。
同店のアフタヌーンティーのテーマは“新しい体験”。インドネシアの食文化と紅茶を融合させた、“ここでしか味わえない”特別感に胸が高鳴ります。
一段目は「インペリアルブラックティー」とともに。深い味わいの紅茶ですが、渋みはなく飲みやすいです。
ジャスミンティーシロップで作られたグラノーラにヨーグルト、それに乾燥ぶどうが乗ったスイーツは、初めて見る組み合わせ&初めての味。「どんな食感?」「こんな味!?」新しい出会いにワクワクしながら食べ進める楽しみに、心躍ります。
二段目は香り高い「ジャスミンティー」とともに。
こちらの「ルンダン」は、“世界一美味しい料理”のひとつともいわれるインドネシアの郷土料理です。
一口食べると、ココナッツの香りに南国を感じます。煮込まれた牛肉は噛めば噛むほど味わい深く、ピリリとスパイシー。忠実に再現された本格「ルンダン」を食べられる場所は貴重です。
「ビジサラク」は、さつまいもとタピオカ粉で作ったおだんごにココナッツミルクをかけていただくデザートです。もちもちで甘くて、ありそうでなかった味!
まさに“新しい体験”の連続!驚きと感動を重ねながら、知らなかったインドネシアを存分に楽しむことができました。
「まずはインドネシア紅茶について知っていただき、ご自宅でも気軽に楽しんでいただけたら」と店主さん。
アフタヌーンティーは完全予約制です。紅茶やスコーンなどの単品メニューはその場で注文することが可能ですが、小さなお店ですので予約してから訪れるのがおすすめです。
場所
Tea Butik Saiita
(神戸市垂水区舞子坂1-2-12 Reteras舞子101)
営業時間
11:30~19:00(L.O.18:00)
定休日
水曜日、木曜日
※臨時休の場合は公式Instagramでお知らせあり
駐車場
なし