Yahoo! JAPAN

二宮愛 「循環」で広めて 新規就農1年 森山さん

タウンニュース

海を望む畑で取材を受ける森山さん

二宮町中里在住で「里山四季菜結─Yui─ファーム」を運営する森山智美さん(39)は、子育てをきっかけに東京から移住し6年目。二宮の自然を舞台にした町民活動などを経て、昨年4月に新規就農した。森山さんは「地域内で資源を循環させる持続可能な農業に魅力を感じた」と畑を前に目を細める。

農業の魅力を知ったのは、地元NPO団体「農ある暮らしを広める会」の活動に子どもと参加したことから。「のめり込むように夢中になった」と、畑仕事を趣味ではなく「業」として取り組みたいと考えるようになったという。2年間、先輩農家のもと農業研修を受けた後、町内の農地を借りて農業を始めた。現在は一色や川匂などの合計70アールの農地で小松菜やカブのほか、プチヴェール、ハーブなど多品種を育てている。

微生物の棲家となり土壌環境をよくするという竹チップは、町内を中心に山林整備をしている「GATARI」が竹林整備した際に出た廃材を使ったもの。野菜を販売する時に入れる袋は、町内の子どもの居場所「あそびの庭」で子どもたちが新聞紙で作ってくれたものだ。森山さんは「このまちが好きで、良くしたいという思いがある人がつながって、応援し合えるのがうれしい」と声を弾ませる。

「いつかは学校給食などで野菜を使ってもらえるように、安定供給を目指したい」と森山さん。生産する彩豊かな野菜は、地元の飲食店などでも使われているといい、シェフと直接「こんな野菜ある?」とやりとりすることも。地産地消の魅力を感じているところだ。「二宮の豊かな自然、のんびりしたライフスタイル、価値観を残していきたい。私は農業で、それを担えれば」と話していた。

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 【今月のあんこ・大和屋菓子舗】「ほんのび」としたいお茶タイムのおともにいかが?|柏崎市

    日刊にいがたWEBタウン情報
  2. 架空のフルーツ「ブルーラズベリー」って?ローソン新作ハイチュウアイスを食べてみた

    おたくま経済新聞
  3. 6月21日(土)・22日(日)長野県内のイベント10選♡ 今週末もおでかけを楽しもうイベント 

    ARURA(アルラ)
  4. 花田虎上の妻、娘の治療後に外食した日の家族ショットを公開「みんなでくっついてお出かけ」

    Ameba News
  5. 【動画】カミングフレーバー、ギガソニの盛り上がりを語る!「『今すぐ Kiss Me』はお客さんの世代に響くのでは・・」<GIGA・GIGA SONIC>

    WWSチャンネル
  6. 北斗晶、長男家族らと海外旅行を満喫する様子を公開「誰が撮ったんだ~この写真」

    Ameba News
  7. 【最強】Afternoon Tea(アフタヌーンティー)の夏福袋がお得すぎて意味がわからない / なぜか昨年よりお得度UP

    ロケットニュース24
  8. 人気アニメ「チャギントン」鉄道博物館にやってくる!オリジナルグッズのプレゼントも

    鉄道チャンネル
  9. 江戸時代の趣ただようお屋敷カフェ 神戸市北区に移転オープンした『dannapan』 神戸市

    Kiss PRESS
  10. amuse oneself、フルモデルチェンジを果たした「GLOWシリーズ」を展示[CSPI-EXPO 2025]

    DRONE