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【100人に聞いてみた】”おせち”どうする?7割が「買う」 予算は2万円台が最多

SASARU

 家族や親しい人と年末年始に楽しむ日本の文化、おせち。皆さんはおせちを準備しますか?北海道民100人に調査すると、過去最高水準といわれる物価高の中、多様化するおせち事情が見えてきました。

 2025年おせちはどうしますか?北海道民100人に調査すると、7割が2025年のおせちを買うと回答しました!

 物価高などの影響もある中、北海道民のおせち予算はどれくらいなのか。 金額を項目に分け、聞いてみると…。

【1万円~2万円未満】
 「決まったスーパーでおせちのセットを買う。2人だし、手をかけたくないので」

【2万円~3万円未満】
 「大丸のおせちのカタログを見て買う。私の家の作ったおせちと母親が作ったおせちと、1つ買って、3つくらい」

 2万円~3万円未満では、北海道民御用達の「とんでん」や「サザエ」で買うという人もいました。サザエは今年で撤退するということで、今回で最後ということ。

【3万円以上】
 「夫と2人でいつもお願いしている日本料理屋さん。1年間で1番の贅沢を正月にする。どれを食べてもすごく美味しくて、3人前を2人で何日かかけて食べる。最近、旅行にも行っていないので」という人も。

【3万円以上】
 「四国は、一般的なおせちなんですけど、変わっているのが年越しそばじゃなくて年越しうどん。さぬき市なので」と答えたのは毎年、夫の実家の四国で年越しをする女性。最初聞いた時は文化の違いに驚いたようで「年を越せないなと思った」とのこと。

 さらに「北海道は12月31日からおせち料理を食べるけれど、四国は1月1日からしか食べられないので、ちょっと寂しい」と話してくれました。

【買わない派】
 「正月は親戚が集まって持ち寄りで食事をするので、おせちの購入は考えていない」「量が多かったりするので、おせちとは関係なく、家族が集まった時には何か食べる感じ」と、おせちを買わない派も。

 北海道民100人に調査したところ、7割がおせちを買い、値段は2万円台が多いという結果に。

 物価高の影響というよりは、家族構成に合わせて多種多様なおせちを楽しむ文化に変わってきています。

 実はおせちがデパートなどに並ぶようになったのは1980年ごろ。当時のおせちに関するニュースには「やっぱり家庭の味は大事だと思いますけど、自分の家の味を大事にした方がいいんじゃないですか」「俺たち所帯持ちには妻の手料理でゆっくり食べたい」と答える男性の姿が。

 「私もそろそろおせち料理の作り方を覚えなければならない年齢になったのですが、既製品で済ませてしまいそう。お父さんたちは奥様のおせちを希望しています」とリポーター。

 妻や母が作るのが当たり前だった時代です。

 おせちを「買う」方向に流れが大きく変わったのが2000年ごろ。

 不況が続く中で、働く女性が増えたことが大きな要因のひとつで、このころからデパートのおせち販売量が急増。

 2008年には、おせち人気の高まりで、デパートの試食会に大勢の人が詰めかけるほどに。

 10年ほど前からは一人用のおせちも登場。コロナ禍で、より注目を集めました。

 家族構成や働き方と共に変わってきたおせち事情。2025年も、年に一度の贅沢な味を楽しむ人が多くなりそうです。

*みんテレ12月2日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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