【舞台】 NORD 第2回演劇公演「トムとディックとハリー」
NORDの4人がドタバタコメディに挑戦!
道内外で活躍する4人グループ「NORD」のメンバーによる、第2回演劇公演が10月4日(金)からスタート!
それに先立ち公開ゲネプロに参加してきました。
演目は彼ら初となる海外戯曲
「トムとディックとハリー」。
イギリスが生んだ笑劇(ファルス)王、レイ・クーニ―とその息子マイケル・クーニ―が共作した本作は、スピード感のある会話劇も楽しい抱腹絶倒の傑作ドタバタコメディです。
最近では各々の活動も目覚ましい「NORD」ですが、その成長を体感できる作品となっています!
それぞれの個性が活きた配役にも注目
これまでコメディを演じてこなかったという島さん。今回演じるにあたり、様々なコメディ作品を観賞。
またトリオのお笑い芸人によるコントが持つ、独特のテンポ感などが参考になったといいます。
登場とともに会場がどよめいたのが、舟木さん演じるリンダのかわいさ&美しさ!
配役は監督や演出家によって決められることが多いですが、今回は舟木さん自ら立候補したとのこと。札幌の街行く女性たちを観察したそうで、仕草や歩き方もリンダそのものです。
ちょっぴりおっちょこちょいなところがあるという瀧原さんはディックが適役だったとメンバー内でも評判。トムに一番からむ役柄なので、細かなリアクションや表情を工夫したといいます。
しっかり者のイメージがある安保さんが末弟役なのも新鮮です。かわいらしさを表現するために少し声のトーンを上げ、語尾や一人称などにもこだわったそう。
ラストの伏線回収に脱帽!
ありがた迷惑な弟たちのやらかしに、ひたすらハラハラさせられる序盤。とにかく長男・トムが不憫で不憫で見ていられない!(笑)
まったく先が読めない展開に「一体最後はどうなっちゃうの??」と、ドキドキが止まりません。
随所にちりばめられた細かい時事ネタや笑えるポイントがたくさんあって、本当に終始笑いっぱなしでした。アドリブのようなセリフも多いのですが、演出家とメンバーが稽古をしながら決めていったとのこと。
ラストは鮮やかに回収されていく伏線の数々に、
「まさか!こんなオチが……!!」と驚くこと間違いなし。
あっという間の100分です。
思いもよらないラストは、ぜひ劇場でお楽しみくださいね。
(まずはネタばれナシで観ることをオススメします!)
ライブだからこそ、その日何が起こるかわからないのが舞台のおもしろさ。
10月14日(祝・月)までの公演なので、足を運んでみてくださいね!
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NORD第2回演劇公演「トムとディックとハリー」
【日程】2024年10月4日(金)~14日(祝・月)
【会場】ジョブキタ北八劇場(札幌市北区北8条西1丁目3 さつきた8・1 2F)
【料金】6000円(全席指定)※ローチケのみの取り扱い
【問い合わせ】オフィスキューお問い合わせフォーム(https://www.office-cue.com/contact/)
<あらすじ>
ある朝、ロンドンに住むトムは妻のリンダとともに興奮と緊張の面持ち。それもそのはず、夫婦の念願である養子を迎えるための適正審査をするために、間もなく面接官が家にやってくるからだ。
そこにトムの弟ディックがフランスから帰国し、大量のタバコと数箱のブランデーを持ち帰ってきたとのこと。これが法に触れるとは知らないディックは売却すれば養子を迎えるための足しにできるだろうと、あくまでもトムたちへの協力のつもりのようだ。余計なゴタゴタを避けたいトムは荷物をすべて2階にある自室へ運び込めとディックに伝える。
そこへ末の弟・ハリーが訪ねてくる。彼もトムの養子縁組に協力したくて来たという。近所で破格値の不動産情報を見つけて、その理由が庭から殺人事件の死体が見つかったからだと知り、トムの家からも死体が見つかれば大家さんが借家を安く売ってくれるはずだ、という算段。病院の雑役夫であるハリーは解剖後の死体が簡単に持ち出せると自信たっぷり!
慌ててハリーを追い返そうとするトムだったが
「じゃあ死体はどうする? もう庭に運んであるけど?」。
次から次へと巻き起こる騒動にトムは悪戦苦闘するが、事態はどんどん泥沼化していき…。