今年の秋も〈シモキタ〉はアートの街になる！中秋の名月が演出してくれる「ムーンアートナイト下北沢２０２４」
小田急線下北沢駅周辺に昨年は約40万人を動員した一大イベントが今年もスケールが大きくなって開催される。大好評の「月」「ウサギ」の巨大アート出現に加え、日本初展示の作品が登場！ 9月13日（金）～29日（日）「ムーンアートナイト下北沢２０２４」を仕掛けるのは、小田急電鉄と下北沢商店連合会、スタートバーンの三連合体。地域の魅力発信や賑わいを創出し地域プレーヤーによる企画も昨年より倍の約90が集結するというもの。
芸術の秋の夜、本企画のシンボル作品である「月」と「ウサギ」のパブリックアートをはじめ、５組のアーティストによる日本初展示を含む作品が「下北線路街」を中心とした各会場で鑑賞できる。また、商店街や地域店舗による特別イベントや限定メニューの展開、本イベントをさらに楽しめる有料コンテンツやNFTスタンプラリーなど、アートを通じて下北沢の街全体が楽しめる17日間のイベントだ。
本イベントは、普段、芸術文化に触れる機会が少ない方にも、街歩きをしながら気軽に芸術を楽しめるアートフェスティバルで、今年は３回目の開催となる。地域プレーヤーが中心となり、個性豊かなアートやカルチャーを発信することでシモキタエリアの活性化が図られ、今年は、企画に賛同する地域の団体が昨年の倍となる約70、総企画数が約90に増え、さらにパワーアップする。主催者は、「地域住民やイベント参加者と一体となってコミュニティを醸成しながら、シモキタエリアの滞在を一層充実させる秋の風物詩となることを目指す」としている。
▲Luke Jerram（ルーク・ジェラム：英）が手掛けたNASAの月面写真を基とした直径7mの「Museum of the Moon」（下北線路街 空き地/初年度の様子）
シンボル作品として3年連続で登場するのは、「下北線路街 空き地」に展示される、Luke Jerram（ルーク・ジェラム：英）が手掛けたNASAの月面写真を基とした直径7mの「Museum of the Moon」。月のクレーターの細部まで表現された精巧な作品が、今年も下北沢の街を静かに照らす。 「しもきた商店街内道路予定地」では、Amanda Parer（アマンダ・パーラー：豪）が手掛けるウサギの姿を模した「Intrude」が登場し、いまにも動き出しそうな巨大なウサギが街中に活気を与え、ユニークな写真撮影スポットに。また、日本初展示の作品として「BONUS TRACK」隣接駐車場には、アーティストグループAtelier Sisu（アトリエ・シス：豪）による、月虹を連想させるアーチ状の作品「Elysian Arcs」が展示。作品の中を通り抜けることで、視覚だけでなく触覚や空間感覚も刺激され、全身で幻想的な空間を体験できる。
▲Amanda Parer（アマンダ・パーラー：豪）が手掛けるウサギの姿を模した「Intrude」
有料会場の「東北沢駅屋上」では、三家俊彦による鏡面のアルミシートで作られた精巧な植物で出来た、月明かりの下で光り輝く庭を鑑賞できる。無機質なコンクリートの空間の「世田谷代田駅地下」ではWade and Leta（ウェイド・アンド・レタ：米）による太陽系のビッグバンから着想を得た躍動的な光とオブジェの作品に包まれながら、日常を忘れる特別なひとときを過ごせるだろう。
▲アーティストグループAtelier Sisu（アトリエ・シス：豪）による、月虹を連想させるアーチ状の作品「Elysian Arcs」
メインアートを中心に巡って世界的な芸術を身近に感じながら「東北沢～世田谷代田」のいわゆるシモキタエリアを中秋の名月の美しい夜空の下で散策するのも一興である。
イベント期間中、シモキタエリアの施設・店舗では、アート展示、ワークショップ、グルメ、映画などさまざまなジャンルで「月」や「ウサギ」などをテーマにした商品や企画を展開する。地域のアートギャラリーでは初年度から参加している「SRR Project Space」「下北沢アーツ」に加え、「ギャラリーHANA 下北沢」「Such As, Gallery」「DDD ART」が新たに参加し、個性豊かなアートを鑑賞できる。シモキタ園藝部では「園藝部DAY」特別企画として月明かりをイメージした竹製のモニュメントを制作するワークショップが開催される。
公式サイト：https://moonartnightfes.com/
