コロナの患者は増えている
すっかりコロナはなくなったかと思いきや、現在、コロナの患者は増えているという。2月18日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」は、インターパーク倉持呼吸器内科の院長で医師の倉持仁にコロナの現状を伺った。
大竹「先生の病院の現状はいかがでしょうか」
倉持「年末年始は発熱外来の患者さんが100人来ると50人くらいがインフルエンザ、15人くらいがコロナ、それ以外の感染症・マイコプラズマなんかも流行っていて、患者さんがクリニックに入りきらないくらい混んでいたんですけど、幸いその後、不思議なことに子どもたちの間でインフルエンザが流行らず、減っているんですが、コロナの方が増えている印象があります」
大竹「でもニュース番組では、まるでコロナが忘れられたように報道が減っております。症状ですけど、前はコロナにかかると重症化していましたが、今はどうなんでしょう?」
倉持「今のコロナは若い方とか間質性肺炎のような病気のない方には、それほど症状を起こしていないのですが、高齢者とか基礎疾患のある方は重度の肺炎を起こしていますので、しっかりと検査をして、レントゲンを撮って、CTを撮ってということが必要になってきます」
大竹「先生の肌感覚ではコロナの患者さんは増えているということになりますか?」
倉持「コロナの患者さんに関しては増えています。発熱外来の患者さんは激減していますが、コロナは少し増えてきてるのが現状です」
大竹「お年寄りとか持病のある方が重症になっていくという傾向は同じですか?」
倉持「大体3パターンあって、かかった急性期に肺炎を起こしてくる場合とですね、インフルエンザのように感染したことがきっかけで体力が弱って、違う肺炎を起こすパターンと、コロナの場合は2週間くらいで若い人も含めて後遺症という症状が出てくる方もいらっしゃいます。コロナにかかったけど軽くて大丈夫だったで済めばいいですけど、そうじゃない方は早く医療機関を受診していただくのがいいと思います」