猫を『ペット不可物件』で飼うと起こり得るトラブル4選 バレないと軽く考えると大変なことに…
1.鳴き声やニオイ
猫は犬ほど鳴き声が大きくないため、バレないと考える飼い主さんもいるようですが、それは甘い!と断言します。
高齢になれば猫も痴呆症や甲状腺機能亢進症亢進症など夜鳴きにつながる病気にかかるかもしれません。深夜に大きな声で鳴きつづけられたら、ペット可でも苦情になりかねません。ましてペット不可物件であれば、トラブル間違いなしでしょう。
そもそも病気でなくとも、朝方に「お腹空いた」と大きな声で鳴く猫もいますので、猫でも鳴き声がバレてトラブルに発展してしまう可能性は十分にあり得ます。
また猫のおしっこはニオイが強いため、粗相などがあれば、退去時に指摘されるリスクもあります。
2.猫アレルギー
ペット不可物件には、ペットのアレルギーがあるためにあえて選んで住んでいる人もいます。とくに猫アレルギーを持つ成人は5人に1人と言われていますので、同じ物件に住んでいる可能性は高いでしょう。
たかがアレルギーと考える人もいるようですが、重度のアレルギーの場合は、命にもかかわるため安易に考えるのは危険です。
猫を連れ出したときにエレベーターで入れ違いに乗った人や、次に部屋に入居した人が猫アレルギーだった、ベランダを通して猫の被毛が飛んでいったなどでトラブルになる可能性がないとは言えません。
3.強制退去・損害賠償
入居中に猫を飼っていることがバレると、契約解除をされたり、契約に違反したことによる賠償請求をされる可能性もあります。
契約違反を理由に退去を命じられた場合は、住む場所を失うことになりかねません。猫を連れて家を失うのは大きなリスクになるでしょう。最悪は猫を手放すことにもなります。
また自業自得とはいえ、契約違反の損害賠償を支払い、新たな引っ越し先を探すのは経済的にも精神的にもかなり辛いものです。
4.高額な修繕費の請求
ほとんどの賃貸物件では、退去時に原状回復の義務があります。そのため退去時には、猫が室内を傷つけたり、ニオイが残ったりしていると高額な修繕費用を求められる可能性があります。
傷がひどければ、リフォームが必要になる場合もあり、敷金では足りずに、追加で数十万単位の支払いが必要になる可能性もあり得ます。
とくにペット不可物件で飼育していた場合は、ペット可物件よりも高額になることもあるため、注意が必要です。
まとめ
無責任な飼い主にならないためにも「どうせ、バレないだろう」という安易な気持ちでペット不可物件で猫を飼うのは絶対にやめましょう。
バレたときに退去または猫を手放さなければいけなくなる可能性があります。また入居中にバレていないと思っていたとしても、実はバレていて、退去時にもめるケースもあるようです。
猫との楽しい暮らしのはずが、一転して「地獄に!」なんてことにもなりかねません。猫を飼うなら、猫のためにもペット可物件に引っ越すことを検討しましょう。