″絶対に作り置きしない”魚津のたい焼き店【まるきん】焼きたてアツアツ自慢のたい焼き&どんどん焼き
富山地方鉄道の電鉄魚津駅の目の前で60年以上。地元で愛されるたい焼き屋さんがあります。
1960(昭和35)年創業の「まるきん」です。
たい焼きからかき氷まで…昔懐かしい甘味処
白地に黒で書かれた飾り気のない看板と一面ガラスの大きなサッシ。昔ながらの甘味処といった風情の扉を開けると、店内の壁にはメニューがびっしりと並びます。
メニューの種類は200!! 夏に人気のかき氷
実はこれ、かき氷のメニューで、その数およそ200種類!
「まる金」のかき氷は夏の暑い時期に大人気のメニュー。シロップやトッピングの組み合わせが豊富で、どれにしようか迷ってしまいます。
定番のイチゴやメロン、レモンなどといったフレーバーに、コーヒーゼリーなどの変わり種やフルーツが盛られたものもあります。中には、「白玉白玉」なんていうネーミングもあります。これは「白玉2倍」という意味なんだそう。
※かき氷の提供は10月で終了しています。
たくさんの種類がある理由は、1980年ごろに3代目店主の川原さんがオヤツにコーヒーゼリーを食べていたとき。
「これにかき氷を入れたらおいしいんじゃない?」と思いつき、そこから「プリンもおいしいかも」と派生して、徐々に種類が増えていったのだそう。
作り置きなし! いつでも焼きたての「たい焼き」
これからの寒い季節には更に人気なのが「たい焼き」。
「まるきん」の看板商品で、1年を通して買うことができます。
たい焼きの種類は、こしあん、つぶあん、しろあん、クリームの4種類です。
一番人気はこしあんです。
あんは上品な甘さで、皮は香ばしく焼き上げられています。皮に使用する生地は昔から変わらず、先代から教わった通りのやり方を受け継いでいるのだそう。
「まるきん」のたい焼きの最大の特徴は、絶対に作り置きをしないこと。
いつでも焼きたてのアツアツを食べることができて、寒い日にはたい焼きの熱で指先からほっとあたたまりそうです。
ふんわりの中に粘~り。納豆昆布が決め手の「どんどん焼き」
平成元年の1989年からメニューに仲間入りしたというのが「どんどん焼き」。
具には、かつお節、エビ、富山ならではの昆布。生地に厚みがあって、ふんわりした食感が特徴ですが…
「まるきん」では、刻み昆布に納豆昆布を使用しているのがポイント。
強い旨みと塩気があり、風味にいいアクセントを加えてくれます。さらに、焼くと粘りが出てくるので、食感にも変化があり、オリジナリティがある味わいです。
たい焼きとあわせて買って、甘いとしょっぱいの両方を食べるのも楽しそう。
出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
2024年11月12日放送
記事編集:nan-nan編集部
【まるきん】
住所 富山県魚津市文化町9-18
営業時間 10:00~18:00
定休日 月曜、第1・3日曜