【あがきたの魅力見つけ隊コラム・キッチンカーじゃ~む オーナー 渡辺 愛華さん】関川村にちなんだオリジナルスイーツをキッチンカーで販売する|関川村
あがきた地域には、海、山、川の豊かな自然と、ほっとくつろげる温泉、お花見の名所や思いっきり遊べる公園など、魅力的で立ち寄ってみたくなるスポットがたくさんあります。
でも、それだけではありません。これらの素材を引き出す「ヒト」。
地域で活躍する「ヒト」のお話から、この地域のよさ・素晴らしさをお伝えします。
お話を聞いた人
キッチンカーじゃ~む オーナー
渡辺愛華さん
【プロフィール】
新潟県生まれ。地元の高校を卒業後、新潟市内のケーキ店に勤務。
現在は関川村在住。
2024年4月、キッチンカーでオリジナルスイーツ『大蛇焼き』の販売を始める。
道の駅 関川を拠点に、イベントなどにも出店し、関川村のPRに努めている。
―キッチンカーじゃ~むについて教えてください。
『大蛇焼き』や『大蛇クレープ』といった関川村にちなんだスイーツを販売するキッチンカーです。
2024年4月にオープンしたので、もうすぐ1年になります。
道の駅 関川を拠点に営業しているほか、イベントなどにも出店させていただいています。
―キッチンカーを始めようと思ったきっかけは?
子どもの頃からお菓子作りが大好きだったんです。
高校卒業後、新潟市内のケーキ屋さんで働いていたこともあります。
今は関川村で暮らしていますが、皆さん、とてもやさしい方ばかりで住みやすく、とてもよいところだと感じています。
そんな関川村をもっと元気にするために自分にできることはなんだろうと考え、大好きなお菓子作りで何かできたらいいな、と思ったのがきっかけです。
2023年11月には新潟市の起業セミナーに参加して、いろいろと勉強させていただきました。
これに参加することで、ぼんやりと思い描いていた自分の考えを整理することができたと思います。
キッチンカーという形態は、お店を構えるより初期投資が抑えられるといったメリットももちろんありましたが、村内で営業するだけでなく、イベントなどでいろいろな場所へ出かけていけるという点も魅力でした。
―関川村にちなんだ『大蛇焼き』が人気ですね。
関川村には「大蛇伝説」があり、毎年8月には『大したもん蛇まつり』というお祭りが行なわれます。
この祭りは、竹とワラで作った長さ82.8メートルの大蛇を500人もの人が交替で担いで練り歩く、村をあげての一大イベントです。
大蛇は、「竹とワラで作られた世界一長い蛇」として、2001(平成13)年にギネス世界記録にも認定されているんですよ。
そこで、「関川村をPRするなら、やっぱり大蛇だろうな」と思って、大蛇をモチーフにしたスイーツを作ることにしました。
名物になったらいいなと思います。
―かわいらしい「大蛇」ですが、デザインもご自身で?
「大蛇くん」ですね。
私がデザインしました。
でも、『大蛇焼き』の焼き型をつくるときに図柄を単純化しなければならなかったので、当初考えていたものとは少し違ってしまっています。
焼き型を作った時には、業者の方とやり取りしながら試行錯誤を繰り返して、かなり時間がかかりました。
―販売しているスイーツにはどんなものがありますか?
『大蛇焼き』『クロワッサン大蛇焼き』『大蛇クレープ』の3種類です。
『大蛇焼き』は粒あん、こしあん、チョコレート、カスタードの4種類。
『クロワッサン大蛇焼き』は同様の4種類と、「たらこポテト」というメニューもあります。
スティック状の『大蛇クレープ』は、チョコバナナ、ミカンホイップ、あんホイップをはじめ、季節によって、イチゴホイップなどの限定品も。
メニューは日替わりで各1~2種類を提供しています。
一番人気は、やはり『大蛇焼き』の粒あんですね。
―大変なこと、苦労されていることはありますか?
冬の時期は大変ですね。
寒いし、雪が積もるし、皆さん外に出ることも少なくなってしまうので。
この冬は特に雪が多かったので、出店できない日もかなりありました。
一方で、夏は暑くて熱中症になりかけたこともあります。
火を使うので、キッチンカーの中は過酷なほどの暑さになるんですよ。
―うれしいこと、やっていてよかったなと感じることは?
おかげさまで、常連のお客さまもたくさん付いてくれました。
地元のおばあちゃんなどが、「おいしかったよ」「また買いに来たよ」と言って来てくださるとうれしいですね。
新聞やテレビでの報道を見て、遠くから来てくださる方もいらっしゃいました。
新発田市や村上市、新潟市、遠いところでは上越などからも。
とてもありがたいと思います。
キッチンカーを始めて感じるのは、村の方たちの温かさですね。
皆さん、声をかけてくださいます。
多くの方たちとそうした触れ合いの時間を持てることが、とてもうれしいです。
また、忙しい時は母や兄や妹がいつも助けてくれるので、家族にも感謝しています。
―お休みの日はどんなふうに過ごされていますか?
休みの日は、家でケーキを作ったりしています。
ケーキ作りの本も結構買っていますね。
自分で作ったケーキを家族と一緒に食べる時間が幸せだなあと思います。
あとは、ひとりカラオケに行くこともあります。
ストレス解消になるんですよ。
ガチャガチャも好きで、ついつぎ込んでしまうことも。
関川村にはガチャガチャができる施設がないので、わざわざ村上まで出かけることもあります。
―関川村の魅力とおすすめのお店などを教えてください。
関川村の一番の魅力は、なんといっても住んでいる皆さんが温かいことですね。
日常的に近所の方とも挨拶したりお話をしたりと、人とのつながりを感じられます。
私もそんな関川村が大好きです。
おすすめのスポットは、大石ダム湖畔県民休養地です。
ポニーやヤギ、ウサギなどの動物がいて、乗馬体験もできます。
小動物にエサをあげて、間近で触れ合うことができて、楽しかったですね。
また、私はここ道の駅 関川を拠点に営業させていただいていますが、敷地内には日帰り温泉や健康増進施設、特産品の販売所、子どもが遊べる芝生広場などもあって家族で楽しめる場所になっています。
おすすめのお店は、郷土ラーメン 雪っ子です。
私は辛いラーメンが好きなので、『辣椒麺(らーじゃんめん)』をよく食べますね。
おいしいですよ。
ほかには、レストラン メイクさんにも家族でよく出かけます。
―今後の夢や目標は?
関川村の村民交流センター、雲母里(きらり)の中に6次産業化の商品開発を行なうための加工室があって、そこでお菓子を作ることができるんです。
この施設を利用させてもらって、自分の考案したお菓子を作って販売できたらいいなぁと考えています。
また、これから暖かくなるとイベントも増えてきますので、さまざまなイベントに出店して、もっと多くの人たちに関川村の魅力を伝えたいですね。
『大蛇焼き』などのスイーツを販売することで、関川村を知っていただき、観光で訪れる方たちが増えるきっかけにつながればうれしいですね。
そのために、もっとお客さまに喜んでもらえる商品を頑張って作っていきたいと思います。
キッチンカーじゃ~む
住所
道の駅 関川
営業時間
不定期営業
(営業日や時間はインスタグラムでチェック)
リンク
https://www.instagram.com/daija._skkw/
大石ダム湖畔県民休養地
住所
関川村大石1080
電話番号
0254-64-2896
営業時間
9:00~17:00
休み
12~3月
リンク
https://www.sekikawamura.org/ooishi
道の駅 関川(桂の関)
住所
関川村上関1252-1
問い合わせ先
関川村自然環境管理公社
問い合わせ先
電話番号
0254-64-0252
リンク
https://sekikawa-kankou.com/highlights/michinoeki/
桂の関温泉 ゆ~む
住所
関川村下関1307-11
営業時間
9:00~21:30
休み
第3水曜(祝日の場合は翌日)
料金
大人(12歳以上)700円/子ども300円/4歳未満無料
問い合わせ先
関川村自然環境管理公社
問い合わせ先
電話番号
0254-64-0252
リンク
https://www.sekikawamura.org/yu-mu
せきかわ観光情報センター にゃ~む
住所
関川村上関1252-1
営業時間
9:00~16:30
休み
無休
問い合わせ先
関川村 猫ちぐらの会
問い合わせ先
電話番号
0254-64-3311
リンク
https://www.sekikawamura.org/information-center
郷土ラーメン 雪っ子
住所
関川村大字土沢674-1
電話番号
0254-64-1309
営業時間
11:00~14:00(土・日曜は11:00~14:00/17:00~21:00、LO20:30)
休み
月曜
席数
60席
駐車場
10台
リンク
http://www.vill.sekikawa.niigata.jp/tourism/2820/2825/index.html
レストラン メイク
住所
関川村大字下関916
電話番号
0254-64-2374
営業時間
11:00~14:00/17:00~19:30
休み
火曜
席数
40席
駐車場
20台