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芦ノ湖ボートフライフィッシングで70cm級ニジマス2尾 解禁当日に手中

TSURINEWS

芦ノ湖で大型2尾キャッチ(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

3月1日(金)、神奈川県箱根町にある芦ノ湖が、2カ月半の禁漁期間を経て開幕した。この日はルアーフライに限定した釣り大会が実施され、私も参加した。同湖での私の釣りは、毎年元箱根のボート店から始まる。ローボートを借りて出舟して湾内を探る。冬から続く富士下ろしや春の嵐の多いこの季節は、風が避けられる吉原窪があるためだ。

芦ノ湖トラウトフィッシング開幕

到着すると、駐車場はすでに満員御礼。前売り券を購入済みの私はしばらく車内で仮眠を取り、店主が準備を終えてから受け付けを済ませて、ホーンの合図と同時に出舟。吉原窪内に釣り位置を決めて開始。国道側が狙えるやや水深のあるポイントだ。

元箱根周辺のポイント(作図:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

フルシンキング・タイプⅢとワイドゾンカーの組み合わせで、浅場にキャスト。カウント10でリトリーブを開始すると、ガツン、クネクネの大型特有の反応。ボート係留用のロープが張り巡らされているポイントなので、走られる前に力勝負で寄せてくると、70cm超級のナイズサイズ。

しかし、タモを出した瞬間にボート下へ潜られ、さらにロープにぐるんぐるん。タモが何とか届く距離だったので5分ほど試行錯誤したが、最後はプッツン。吉原窪はこれがあるから難しい。昨年に続き、バラシからのスタートとなってしまった。

今年第1号は67cmニジマス

それでも、15分後に再び水中でギラッと大型の魚影。過ちを繰り返さないように、いったん沖へと走らせて、ロープのない場所で暴れるだけ暴れさせてから寄せる。ボート脇のロープにだけ気を付けて、7分かけて無事ランディング。バラしたニジマスよりは小さいが、今年の芦ノ湖第1号は67cmだった。

元箱根湾周辺の様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

その10分後、今度はロープとロープの間にキャストしたフライに大型が食いついた。今度は、走られる前にロープから引き離さないと取れない状況。力勝負で寄せてくるがロープ下に潜られる。ロープから離すためにいったん走らせるが、寄せてきたところで、ロープの上をまたがれた。ティペットは1.2号なので、ティペットをロープに擦らないように押したり引いたりを繰り返す。

68cm6.35kgの重量級キャッチ

諦めて、ボートを寄せ始めた瞬間、ロープの上を逃げてくれた。ここぞと思い一気に力勝負で寄せてロープから離すことに成功。ボート脇で抵抗されたものの、掛けてから10分ほどで魚体を水面に横たえたところを掬い取った。体高と体幅ありのラグビーボールのような魚体。尾ビレの上に欠損はあったものの、文句なし。68cm6.35kgのおデブなニジマスだった。私の芦ノ湖記録は76.5cmだが、重量では自己最高ではないだろうか。

開始30分で2キャッチ1バラシと高活性と思われたが、その後30分は30cmほどのチビマス1尾に50.5cmのブラックバス。水温が6.5度しかないのにブラックバスが釣れてくるとは、今年は季節の進みが早いかもしれない。

今年は難しめか?

しばらくアタリのない時間帯が続いたあと、チビブラウン交じりでチビニジマスがポツポツ。2度大型がフライを追ってきたがヒットにはつながらず、納竿の15時を迎えた。釣果は28~68cmを12尾。内訳はニジマス11尾とブラウン1尾だった。

芦ノ湖で良型ニジマス手中(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

釣った感じでは、60cmアップを2尾キャッチしたものの、今年はかなり厳しそう。トローリングで出たボート店のなじみ客も、帰港後は嘆き節だった。1日の結果だけでは時期尚早かもしれないが、成魚放流のニジマスはそこそこ良型が釣れたものの、ブラウントラウトやイワナが低調。さらに、稚魚放流のサクラマスやサツキマスも芳しくなかったようだ。

それでも、情報に寄れば放流魚の中に80cm超級が交じっていたとのこと。今年は数こそ釣れないが、ビッグワンを釣るチャンスかもしれない。

<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年3月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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