金沢八景駅前 リアルな世界を楽しんで 3日からジオラマ展示
金沢八景駅前で5月3日(土)から、「小さなジオラマ模型展示会」が開催される。主催するのは、関東学院六浦中学校・高等学校=金沢区六浦東=で長年教員を務めた高石智一さん。会場では同校鉄道研究部の生徒による作品も展示予定で、高石さんは「デジタル化が進む時代からこそ、ジオラマのような形あるリアルなものも楽しんでほしい」と話す。
小学校から関東学院に通い、同学院大学卒業後から中学・高校の技術科・情報科の教員として25年にわたって勤務してきた高石さん。2010年には鉄道研究部を立ち上げ、生徒たちとともにジオラマ製作やミニ電車を使ったイベント出展などを各地で行ってきた。ジオラマでは、全国高校鉄道模型コンテストで最優秀賞を3度受賞するなどの実績がある。
各地でのイベント出展を通し、高石さんは「もっと多くの人にジオラマやミニ電車の楽しさを伝えたい」という思いが募り、昨年9月に同校を退職してジオラマ模型の出張展示やミニ電車の出張運行などを事業とする(株)Licを創業した。今回は同社が主催する初めての展示会となり、「自分のできることで、まずは地元からたくさんの方々に楽しんでもらえたら」と思いを明かす。
生徒の作品も
展示するのはNゲージと言われる150分の1サイズの電車の模型や、鎌倉や湘南、京都などをテーマにしたジオラマ。実際の風景を模した精巧な作品などが並ぶ。
また、イベント運営には同部が協力し、高石さんの作品だけでなく、生徒たちによるコンテストの受賞作品なども展示する。「離れて全体を見るのもいいけど、目を近づけて見てもらえると(ジオラマの)世界に入り込めると思う」と高石さん。動く電車やライトが光る部分、住宅をはじめとする建物など、細かい点も見どころの一つだという。
日程は5月3日から6日(火)の4日間で、午前10時から午後6時(最終日は5時まで、入場は15分前まで)。会場は金沢八景駅前の8KギャラリーA(ベーカリーハウスAOKI5階)。入場料500円、3歳以下無料。予約は不要だが、会場の都合から入場者多数時は会場制限の場合もある。
問い合わせは同社【電話】045・900・0480(午前10時から午後4時)、またはイベントHP内のフォームから。