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グッドデザイン賞 子ども夢パークが受賞 長年の「場づくり」を評価

タウンニュース

夢パーク構内で人気のウォータースライダー

多様な子どもたちの居場所として川崎市が設置した社会教育施設「川崎市子ども夢パーク」(高津区下作延)が10月16日、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞2024」に選ばれた。

グッドデザイン賞は、日本デザイン振興会が1957年に始めた評価制度。すぐれた製品や建築、システムやサービスなど、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとを「デザイン」ととらえ、その質を評価、表彰している。

「川崎市子ども夢パーク」は、2001年に川崎市が全国に先駆けて制定した「川崎市子どもの権利条例」を具現化する形で、川崎市が03年に約1万平方メートルの市有地に設置した。学校に行かない子どもたちが通える「フリースペースえん」も含めた様々な施設の運営を、認定NPO法人「フリースペースたまりば」と公益財団法人川崎市生涯学習財団による共同運営事業体が手掛けている。

審査委員の評価コメントによれば、「子どもの権利を尊重し、禁止事項を極力排除し、子どもが自己責任でチャレンジできる場を長年にわたり提供してきたこと」や、「子どもの意見を取り入れ、大人や地域と共に20年以上、『場』を作り続けてきた姿勢」が高く評価され、「人間性を高める場づくりの好例の一つ」と称賛された。

「夢パーク」所長の友兼大輔さんは、「子どもが遊び、何かを作ることが『人間の本質』と定義され、それを続けてきたことが評価された。夢パークの日常が社会的に認められてうれしい」と喜びを語る。評価コメントに盛り込まれた「さらに社会的意義を高めていくこと」への期待感については、「今後も夢パークの『日常』を大切に続けていく」と語った。

11月4日(月・休)には、企画立案から露店の設営、売り上げ管理までを子どもたち自身で実行する恒例の「こどもゆめ横丁」が開催される。

昨秋の恒例行事「こどもゆめ横丁」の様子

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