5本柱で住み良いまちに 青葉区が運営方針示す
青葉区は5月20日、区政運営の基本的な方針や区の取組み、課題などを示した「2025年度青葉区運営方針」を発表した。
今年度の区運営方針は2022年に定められた「横浜市中期計画2022〜2025」に基づいたもの。昨年に引き続き「住みつづけたい・住みたいまち青葉」を基本目標としている。達成に向けた5つの柱として、「【1】安心して出産や育児ができ、子どもたちの未来を創るまち」「【2】健やかに暮らし、いきいきと活躍できるまち」「【3】便利で魅力的な選ばれるまち」「【4】いつまでも愛着を持って暮らせるまち」「【5】将来の世代にわたり安全・安心に暮らせる持続可能なまち」を掲げている。
【1】では、町内会や公園などで行う出張子育て相談ひろば「おでかけラフール」の実施や、児童虐待・DV対策の強化、昨年度から美しが丘で始まった小学校の朝の居場所づくり事業などの「子育てしたいまち推進モデル地区」の取り組みを推進していく。
【2】では、地域福祉保健計画の啓発、eスポーツを活用した認知症施策支援などの地域包括ケアシステム推進、障害福祉に関する情報提供、地域活動支援などを行い、地域の支え合いを強化する。
【3】では、区民ニーズを捉えるための区民意識調査の実施、区内6大学と連携した地域課題解決に向けた取り組みを推進していくほか、年度内の開通を目指す恩田地区の川崎町田線などの都市計画道路の整備も進めていく。
【4】では、「GREEN×EXPO2027」開催に向け、緑化ボランティア「あおば花と緑のサポーター」の活動支援、都市農業の理解促進と地産地消の推進、さまざまなイベントを開催し、機運醸成を図る。
【5】では、桐蔭横浜大学と連携した小学校への環境出前授業の実施やシェアサイクルポート設置による脱炭素化促進をはじめ、地域防災力の向上、防犯カメラの設置補助などの地域防犯活動の支援を行い、安全・安心なまちづくりを目指す。
区運営方針は青葉区ホームページで公開されている。