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『猫ギライな猫』もいる?他の猫をいやがっているときに見せる態度・行動3選

ねこちゃんホンポ

猫ギライな猫ってどんな猫?

元々群れを作らずに単独で生活することの多い猫ですが、それでも猫同士の付き合い方には一定のルールがあり、このルールを身につけていない猫は、猫付き合いが苦手な猫に育ちます。

生後2〜7週齢頃までの社会化期と呼ばれる時期の子猫は警戒心があまりなく、とても好奇心が旺盛です。この頃に多くの猫たちとコミュニケーションを図ることで、猫同士の付き合い方を身につけます。

しかしこの時期に猫同士のコミュニケーション方法を身につけられなかった猫は、必要以上に相手を警戒してしまったり、マナーを守れず相手を怒らせてしまったりするため、猫付き合いが苦手な、いわゆる猫ギライな猫になってしまうのです。

すでに先住猫がいるご家庭に、新しい猫を迎え入れようとする場合、先住猫が猫好きで、おおらかで警戒心があまり強くない性格であることが必須条件になります。その上で、先住猫との年齢差が大きすぎず、ある程度社会化されている猫を迎え入れるように注意しましょう。

それでも猫同士の相性が折り合わず、仲良くなれない場合も十分にあり得ます。次章では、猫ギライな猫が相手の猫をいやがっているときに見せる猫の態度や行動をご紹介します。

猫ギライな猫が他の猫をいやがっている時に見せる態度・行動

1.すぐに威嚇する

見知らぬ猫が初めて出会った場合、通常はすぐに喧嘩を始めることはありません。お互いに相手の様子を探り、体格などからお互いの力関係を推しはかります。そして自分の方が弱いと判断すると、目を逸らしながらその場を離れて相手に場所を譲ります。

この行動は、無用な争いを避けるための猫同士のルールの一つですが、このルールを知らない猫は、相手の行動を推測することも自分が取るべき行動も分からず、過剰に警戒して威嚇行動に出てしまうことがあります。

またこのルールは、一度喧嘩をして勝敗がついた猫同士にも当てはまります。一度負けた猫は、次回から相手に場所を譲り、威嚇や攻撃的な行動を取らずに喧嘩を回避するのがルールなのです。しかし猫ギライでこのルールを知らない猫は、何度も喧嘩を吹っかけてしまう可能性があります。

2.大きな声と激しい攻撃が続いて終わらない喧嘩

本気の喧嘩が始まってしまった場合、明らかに力の差が現れると、弱い方が負けを認めて攻撃をやめ、相手に降参の姿勢を示します。それを合図に優勢だった猫も攻撃をやめ、そこで喧嘩が終了します。

しかしこのルールを知らない猫は、いつまでも反撃をやめず、降参の姿勢も示さないため、一方的に真剣な攻撃を受け続けてひどいケガをしてしまう場合もあり得ます。

3.相手を避けるような行動をとる

猫同士のルールを知らずに、相手に対して攻撃的になる猫の例を紹介してきましたが、逆に警戒心が強く、相手との接触を避けるように隠れて出てこなくなる猫もいます。

こうなると壁と家具の隙間に入り込むなど、飼い主さんもなかなか見つけられないことがあります。新しい猫を迎えた場合は、お互いの相性を確認して慣れたことを確認するまでは、新参猫をケージの中で安全に過ごさせるようにすると良いでしょう。

どうしても猫ギライを直せない場合の対処法

新参猫が保護猫などの場合は、社会化されておらずに猫ギライの猫である可能性もあるでしょう。その場合も、飼い主さんが根気よく社会化トレーニングを行うことで、強い警戒心を改善することは可能です。また先住猫との相性が悪くなければ、猫との付き合い方も徐々に学ぶことでしょう。

しかし、どうしても猫ギライを直せず、先住猫と一緒に暮らすことが難しい場合は、下記のような方法で対処しましょう。

喧嘩を止める方法

片方の猫が一方的に攻撃されいつまでも終わる気配が見えない場合は、大きな音を出すなどの方法で攻撃している猫の気を逸らし、その隙に負けている猫を引き離しましょう。

またケガをさせるリスクを下げるため、お互いの猫の爪をこまめに切るようにしましょう。ただし、新参猫がまだ慣れておらず、爪切りがストレスになる場合は、動物病院などで切ってもらうことも考えてください。

仲の悪い猫の生活空間を隔離する

相性の悪い猫たちをそのまま同じ空間にいさせても、自然と仲が良くなるということはほぼありません。部屋を分ける、フロアを分けるなどの方法で、お互いが家の中で出会う場をなくすことで、接触する機会をなくしましょう。

特に寝床や食事の場所は、離れているだけでなく、相手の姿が見えないような状況にすることが大切です。

まとめ

猫はとても縄張り意識の強い動物なので、先住猫のいる家に後から新しい猫を迎え入れる場合は、かなり慎重になる必要があるでしょう。もしも最初から多頭飼育を望んでいるのであれば、同じような年齢の子猫を同時に迎え入れることをおすすめします。その際も、できれば兄妹同士などであると、仲良く過ごせる可能性が高いです。

万が一、後から新しい猫を迎えることになった場合は、先住猫を常に優先するようにして新参猫への嫉妬を防ぐことで、先住猫が新参猫をいじめないような予防をしましょう。また新参猫が慣れるまでは、ケージ内で過ごさせましょう。万が一仲良くなれない場合に備えて、最初から隔離して暮らせるスペースを用意しておくことも大切です。

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