フローレンス・ピューの恋人が“海底でダンス”披露!? ガチ怖&感動の実話サバイバル『ラスト・ブレス』コメント到着
全米初登場2位のスマッシュ・ヒットを記録したサバイバル・スリラー『ラスト・ブレス』が9月26日(金)より全国公開となる。
”地球上で最も危険を伴う職業”のひとつと呼ばれている飽和潜水士の衝撃の実話を映画化した本作から、メインキャストでるシム・リウ&フィン・コールのコメントが到着した。
徹底的な“リアルの再現”が恐怖と感動を呼ぶ!
映画『ラスト・ブレス』は、究極の悪夢というべきシチュエーションにひとり取り残されたダイバーの運命と、彼を救うべく極限の救出劇に挑む人々を描くサバイバル・スリラー。主人公は深海で命がけのミッションに挑む3人の “飽和潜水士”だ。
面倒見のいいベテランのダンカン役を『ゾンビランド』や『ヴェノム』のウディ・ハレルソン、ぶっきらぼうだがプロ意識の強いデイヴ役をMCU新作『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』への出演を控えるシム・リウ、若手潜水士のクリス役をフローレンス・ピューとの交際で話題の若手俳優フィン・コールがそれぞれ演じている。
本作の撮影はマルタ島にある「マルタ・フィルム・スタジオ」で行われた。同スタジオは水中の特殊効果に長けた世界的に有名なスタジオで、『ジュラシック・ワールド/復活の大地』や『キャプテン・フィリップス』の撮影が行われた場所として知られている。ドキュメンタリー作家でもあるアレックス・パーキンソン監督は、リアルな海を再現するために直径100メートル、水深11メートルほどのタンクに海水を入れ、巨大な深海のセットを用意。わざわざ海水を使用することで深海の粒子を再現するまでのこだわりようだ。
また、地上で撮影されたものをCGで水中に見せるような技術は一切使用されず、すべてキャストやスタッフが実際に潜水しながら撮影。監督によれば、潜水士を演じたシム・リウやフィン・コールは、ほとんどスタント無しで水中での演技に臨んだようで、そのため撮影前に数週間のトレーニング期間が設けられたという。
「潜るのは好きなんだけど、トレーニングはきつかった…」
このトレーニングには、ダイビング・インストラクターとしてジェームズ・キャメロン監督の『アビス』や『アバター』でも潜水指導を行ったプロのトレーナー、ジョン・ガーランドが参加し、付きっきりでふたりを鍛えたそうだ。シム・リウとフィン・コールはオフィシャルインタビューで、それぞれ今回の撮影を次のように振り返っている。
シム・リウ
もともとダイビングが大好きで、レジャーでスキューバダイビングをしたこともあるから、正直すごく楽しみだったんだ。役作りで3週間もスキューバダイビング漬けなんて、夢みたいな話だよ。実際に、訓練は数週間かけて行ったんだけど、最高だった。すごく配慮されていると感じたし、潜水することにすっかりハマってしまったんだよね。無重力で自由に揺蕩い、あたりを観察するんだ。ただ、ダイビングと飽和潜水は全くの別物。飽和潜水は水に入った瞬間から、命がけの環境だからね。
フィン・コール
小さい頃から父が熱心なダイバーでダイビングが盛んな環境で育ったから、潜ることは好きなんだけど、トレーニングはかなりきつかったよ……。もちろん楽しんで取り組めたけどね(笑)。スキューバダイビングと違って、飽和潜水では大きくて重いヘルメットを被る。スキューバダイビングはマスクにレギュレーターが組み合わさってるだけだから、全く違うシステムと言えるんだ。ヘルメットを被ると、水中では見え方から何もかもが変わってくるんだよ。
――ふたりとも共通して「ダイビング」と「飽和潜水」の違いを強調しているように、飽和潜水は命がけの仕事のため、ダイビングとは装備一つとっても全く異なる。深海という未知の世界で働く飽和潜水士は、しばしば「地球上で最も危険を伴う職業のひとつ」と呼ばれるほど、過酷な仕事だ。その世界観を再現するために、パーキンソン監督をはじめとしたスタッフ陣やキャストたちは、撮影前から入念に準備を重ねていったのだった。
そんなトレーニングの甲斐もあって、フィン・コールにいたっては深海で踊れるまでに潜水技術が上達したそう。彼のInstagramには、『トレインスポッティング』劇中曲としても有名なアンダーワールドの「Born Slippy .NUXX」をバックミュージックに、深海で踊り狂う映像が投稿されている。
キャストとスタッフの努力によって、本作における潜水シーンのリアリティは相当レベルの高い映像に仕上がっている。まるで実際に暗い深海に沈んでいくような、大迫力の映像と音響が広がっていくサバイバル・スリラーだ。ぜひ映画館で深海への没入体験を味わってみてはいかがだろう。
『ラスト・ブレス』は新宿バルト9ほか全国公開中