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ワコールHDが京都駅・八条口すぐの新京都ビルを売却 譲渡益は165億円

セブツー

ワコールホールディングス(以下、ワコールHD)は3月28日、京都・南区に所有するオフィスビルを売却すると発表した。売却する不動産はJR・近鉄京都駅の八条口からすぐのワコール新京都ビルで、2016年に竣工した。1〜2階は「美」について学べる施設「ワコールスタディホール京都」を開設していたが、2023年3月に閉館している。譲渡益は165億円で、2026年3月期の第1四半期に計上する見込み。譲渡先は非公開。

ワコールHDは中期経営計画の一環で保有不動産の整理を進めている。昨年は東京に所有する浅草橋ビルや福岡県・博多に所有する賃貸用不動産を譲渡している。さらに、東京・表参道の複合文化施設「スパイラルビル」も売却を検討している。

ワコールHDの2025年3月期の連結業績予想は、最終利益が86億3200万円の赤字だった前期から、45億円に黒字転換する見込み。ワコールHDは中期経営計画に則り、今後も構造改革を進めていく。

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