【牧之原市史料館&平田寺】日本に3枚しかない!? 田沼意次の貴重な資料を所蔵/牧之原市
牧之原市は田沼意次ゆかりの地
県中部に位置する牧之原市は、日本有数の茶産地です。今回は、牧之原市にまつわる偉人とゆかりの場所を紹介します。
牧之原市史料館は、郷土の歴史資料など200点以上を展示しています。史料館の外観は、まるでお城のような造り。
牧之原市 長谷川倫和さん:相良城をイメージして建てられた建物になっています。相良城の本丸跡に建っています。
1788年に廃城となった相良城。城主だったのが、田沼意次(たぬまおきつぐ)。江戸幕府10代将軍・徳川家治(とくがわいえはる)の時に、商業を重視した貨幣経済の礎を築いた人物です。
その功績は現在の牧之原市にも。
牧之原市 長谷川倫和さん:当時の相良城の絵図と比べると町の作り方が今の市街地とほぼ同じなんです。牧之原市の基礎を築いたのが田沼意次公です。
史料館には、田沼家の家紋が入った刀を入れるタンスや日本に3枚しかないといわれる田沼意次の肖像画など、田沼家ゆかりの品を展示。来年には、企画展も開催されます!
他にも、田沼ゆかりの場所は市内のいたるところにあります。
国宝や県指定文化財など、貴重な歴史資料を所蔵している平田寺(へいでんじ)。
1283年に創設され、本堂は戦国時代末期に焼失しました。これを再建したのが田沼意次です。
牧之原市 長谷川倫和さん:市内には平田寺をはじめ田沼意次公のゆかりの地があります。聖地巡礼ということで、ゆかりの地を巡っていただけたらと思います。
(2024年12月14日放送)