せいろでヘルシー「肉巻き」献立【疲れた日のせいろご飯 #4】
疲れている日はせいろ献立がおすすめ
忙しい日々の中でも、できるだけきちんと食べたい。
でも現実には、帰宅してからの料理はちょっとしたハードルだったりします。疲れているとき、料理をする気力が出ないとき、それでもインスタントには頼りたくない。そんなわがままな気持ちを、まるごと受け止めてくれるのが「せいろ」です。
せいろと出会ってから、その手軽さと驚くほどのおいしさ、そしてしっかり栄養が摂れるところにすっかり魅了されてしまいました。体にやさしい調理法なので、疲れている日には特におすすめ。
本連載では「疲れているけど、ちゃんと食べたい」そんな日にぴったりの、せいろを使った手軽で満足感のあるレシピをご紹介していきます。
食べ応え満点。せいろ「肉巻き」献立
調理時間:20分
せいろの蒸し時間:10分
せいろで作る「肉巻き」のレシピをご紹介します。野菜をお肉でクルリと巻いて蒸すだけの簡単レシピ。せいろで蒸すことで余分な油が落ち、野菜もたっぷり摂れて栄養満点。
今回はゴーヤとミニトマトを使用しましたが、旬の野菜や冷蔵庫の余りものでもOKです。お肉の部位を変えれば、よりヘルシーに楽しめます。塩こんぶとえのきを加えたごはんを一緒に蒸せば、簡単に一食分の献立が完成しますよ。
このレシピでは、直径18cm2段のせいろを使用しました。お持ちのせいろのサイズに合わせて、分量を調整して作ってみてください。
材料(1人分)
レタス:1〜2枚
肉巻き
豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用):9枚(約100g)
ゴーヤ:1/3本
ミニトマト:5個
ごはん:茶碗1杯分
えのきだけ:20g
塩こんぶ:5g
たれ
ポン酢しょうゆ:適量
オリーブオイル:適量
塩:少々
下準備
・せいろにクッキングシートを敷き、蒸気の通りを良くするために包丁で数か所穴を開ける
作り方
クッキングシートの上にレタスを敷く
クッキングシートの上にレタスを敷きます。
野菜に肉を巻きせいろにのせる
ゴーヤはワタを取り、4等分の輪切りにして豚肉を巻きます。ミニトマトはヘタを取り、豚肉で巻きます。
肉巻きにしたゴーヤとミニトマトを、レタスの上に並べます。
2段目にごはんをのせ、えのきと塩昆布を散らす
2段目にもクッキングシートを敷きます。ごはんをのせ、カットしたえのき、塩こんぶを散らします。今回は冷やごはんを使用しましたが、冷凍ごはんを使用してもOKです。
湯気の立った鍋にのせ約10分蒸す
2段のせいろを重ねて蓋をし、湯気の立った鍋にのせ、中〜強火で約10分蒸します。
豚肉の油が下に落ちるので、ごはんを上段、肉巻きを下段に配置して蒸しました。
肉巻きにポン酢とたれをつけながら食べる
オリーブオイルと塩を混ぜ合わせてたれを作ります。たれとお好みでポン酢もつけながら召し上がれ。
野菜やたれを変えるだけで、いろいろな楽しみ方ができます。さっぱりしたいときはおろしポン酢、コクを出したいときはごまだれ、ピリ辛が好きならコチュジャンだれなど、気分に合わせてアレンジしてみてください。
野菜も自由に組み合わせられますよ。きのこ類や豆苗、もやし、いんげん、アスパラに加え、にんじんやパプリカを入れると彩りもきれいになります。
片づけも水洗いでさっと簡単
せいろのお手入れはとても簡単です。汚れが少ないときは濡れた布でふくだけでOK。汚れが気になる場合は洗剤を使わず、水でさっと流し、必要に応じてスポンジやたわしで軽くこすってください。その後、カビ防止のため風通しの良い場所でしっかり乾かしましょう。
せいろで蒸すことで余分な油が落ち、野菜もたっぷり食べられる肉巻きは、ヘルシーなのに食べ応え満点。その日の気分で野菜やタレを変えて、色んなアレンジが楽しめます。ぜひ試してみてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
ライター:サヤ(せいろ料理家 / 栄養士)