大雪で上越市の安塚、大島、牧の3区に災害救助法適用 上越市は大雪災害対策本部設置
今季最も強い寒気による大雪の影響で、新潟県は2025年2月10日、上越市の安塚区、大島区、牧区の3区に災害救助法を適用した。連日の降雪による積雪で多数の住家に被害が生ずるおそれがあるため。また上越市は同日、中川幹太市長を本部長とする大雪災害対策本部を設置した。大雪災害対策本部の設置は2022年2月以来、3年ぶり。
災害救助法が適用された3区では、一人暮らしの高齢者など要援護世帯の除雪費用を国と県が負担する。同市で災害救助法が適用されるのは、市内全域で適用された2021年1月の豪雪以来。
10日午前9時現在の3区の積雪は、安塚区総合事務所が203cm、大島区総合事務所262cm、牧区総合事務所209cm。
市は6日に大雪災害警戒本部を設置していたが、10日正午に対策本部に移行した。
新潟地方気象台によると、冬型の気圧配置は次第に緩んでいるが気圧の谷や寒気の影響を受ける見込みで、10日午後6時から11日午前6時までの12時間の予想降雪量は、上越の海岸で5〜10cm、平野10〜20cm、山沿いで15〜30cmと予想されている。
▽上越市内各地の降積雪量(上越市HP)( https://www.city.joetsu.niigata.jp/soshiki/douroka-yuki/snowfall.html )