藤枝MYFCがレノファ山口戦に向けて練習再開!須藤監督「ポイントは決めきるところ」来季加入の三木仁太(関大)は「成長速度上げる」
天皇杯3回戦でサンフレッチェ広島に敗れたJ2藤枝MYFCは4日間のオフを挟んで7月21日に練習を再開しました。選手たちは負荷のかかるハードな練習メニューを精力的にこなし、大粒の汗を流しました。8月2日にはリーグ戦が再開し、ホームでレノファ山口FCと戦います。13位につけるチームは上位浮上を目指し、勝ち点3をもぎ取る意気込みです。
須藤大輔監督「だれないことが大事」
―オフ明けの練習は、どのようなイメージで。
対人のところと個人のレベルアップにフォーカスしてやっていきたいと思っています。
―シンプルな練習を長時間やっていた。
だれないことが絶対に大事。試合の中でのミスは、だれたときに出ると思っているので、当たり前だからこそ当たり前にやらないと。そこを簡単にできると思っていたらできないということが広島戦でも出て、相手はそういった部分はなかった。
味わった悔しさをここで発散するしかないと思いトレーニングに反映させました。30~40分ぐらいひたすら蹴り続けるという練習をした。僕らは大事だと思っています。自覚を持ってやっている選手と、途中で(集中が)切れる選手が見られました。
―選手の動きはどうだったか。
そこまで重くはなかったと思います。しっかりメンタル、体の準備をしてきたのかなと感じます。今回のメニューはしんどかったと思います。ずっと動き続けるし頭も使わないといけないから両面できつかったと思うので、よく頑張ってくれました。
―次の山口戦でのキーポイントは。
広島戦で出た反省点を生かせるか。ビルドアップはある程度できる自信を持てたと感じます。もっと効果的に差し込める部分もあったと思うので、そこは引き続きポイントとしてやっていきたい。
あとは決めきるところ。(0−0だった)前回対戦も決めきれるシーンがあったし、それは昨季から続いている。広島戦でワンチャンスを決められて、こういうことだよねと感じました。こちらも一発で(浅倉)廉が決めたし、CKからも得点して成長はしているので、引き続きリーグ戦でも勢いを持って臨みたいです。
―広島の監督も前半は翻弄(ほんろう)されたといっていた。
相手が「どうする」と打ち合わせをしているぐらいだったから、狙い通りでした。後半はうちが少し落ちてしまったし、やはり2−0ぐらいで折り返せないといけなかった。代表クラスが入ってくると変わってしまうのかなと。まだまだです。ただ、前半は意図的な良い形がたくさん出たので、山口戦でもやっていきたいです。
関大のMF三木仁太「強度が違う」
来季加入で、今季は大学に所属したままJリーグの公式戦に出場できる特別指定選手となった関大・三木仁太選手が21日、チームに合流しました。プロの練習に加え、緊張や暑さもあり「きつかった」と汗を拭いました。
ただ、これまでも攻撃的なスタイルのチームに所属していたことから、藤枝のサッカーは「自分に合っている」と実感。期待のMFがピッチで躍動する姿を、今季の試合から見られるかもしれません。
―初合流を終えた感想は。
強度の部分が違うなという印象です。スピードの部分も大学とは一つレベルが違うと感じます。今日はきつかったです。でも慣れていかないといけないので頑張っていきたいです。
―藤枝を選んだ要因は。
今までやってきたサッカーと似ている部分があり、とても魅力的なチームですし、自分に合っていると思い決めました。
―自身の持ち味は。
ボールを取られないところや、ゲームコントロールなので、うまく良さを出していきたいです。
―藤枝の中で、一緒にプレーした経験のある選手はいるか。
岡沢昂星とは学年も地元も一緒で、国体も一緒にボランチを組んで出場しました。彼はセレッソ大阪、僕はガンバ大阪の下部組織でやっていました。
―岡沢選手は先日も得点し、活躍している。
試合を見て活躍は知っています。同じポジションなので超えていかないといけないとも思っています。
―今季の目標は。
参加できるときに自分をアピールし、少しでもチームの力になりたいと思います。自分の成長速度も上げられると思うので、参加して自分を磨いていきたいです。