伊賀ドキの人 仕事に地域活動に奮闘中
冨永匡彦さん（34）
三重県名張市箕曲中村の「インテリア冨永」で奮闘中。人とのつながりを大切に、仕事にも地域活動にも意欲的に励んでいる。
同市出身。4人姉弟の末っ子の長男で、子どものころから社長である父親の仕事現場に同行し、働く姿をそばで見てきた。「父の背中は大きくて格好良く、憧れだった。いつか自分もこの仕事に就くのだろうと当時から思っていた」と振り返る。
高校卒業後は両親の勧めで他業種を約6年間経験した後、クロスや床、カーテンなどをメインに内装仕上げ全般を請け負う家業に就いた。仕事は面白く、完成した時にお客さんが喜んでくれることがやりがいだという。
「父親が築いてきた会社を守っていかなければ」というプレッシャーもあるが、「お世話になっているお客さまも大切にしながら、更に発展していきたい」と意気込みを語る。
休みの日にはゴルフのコースを回ったり、練習場に出かけたりすることもある。また、地元の仲間で結成したグループ「御結（おんむす）び」でボランティア活動にも取り組む。市内のイベントや、主催する「こども縁日」などで手作りのおむすびを販売し、売上金を活用して市内の児童養護施設や介護施設などにプレゼントを贈っている。
「人のために何かするのが好きで、喜んでもらえると自分もうれしくなる。地域の活性化にもつながるよう、これからも取り組んでいきたい」と語った。