未知の食感がクセになる、ガラス細工みたいなヌガーサンド
赤に黄色、紫、緑……ガラス細工のモザイクみたいに、ドライフルーツやナッツが煌めくヌガー。フランス・プロヴァンス地方の昔ながらのメレンゲおやつです。さらに遡るとルーツは「ハルワ」というアラブのお菓子で、2000年ほど前から作られていたのが伝わったのだとか。
そんないにしえのお菓子が今、クッキーに挟まれ新たなスタイルに。『FROM NOUGAT SHOP(フロムヌガーショップ)』のヌガーサンドはどこかポップな雰囲気を漂わせつつ、手も汚れにくくて機能的。しかもフレーバーもいろいろ揃います。
まずは伝統の『モンテリマール(montelimar)』。全体の25%以上も贅沢にハチミツが入り、ドライフルーツ、ナッツもたっぷり。かじると、さく、ふわ、もちり。それからナッツのカリカリも重なって、賑やかなテクスチャー。粘りが強めのヌガーはあまり得意でないのですが、ねちりとせずモチっと歯切れ良いのがいい感じ!
このお菓子を監修した「Café Les Gourmandises」大野幸恵さん曰く、「イタリアンメレンゲを作り、火にかけながらミキサーにかけるのですが、その時に水分をベタつかず固くならないいい塩梅に飛ばすことで、食感を調整しているんです」とのこと。またその際、空気をたっぷり抱かせるから、軽やかになるのはもちろん、甘さもほどよく抑えられるのだそう。
口いっぱいに広がる、キュンと弾けるフルーツの甘酸っぱさや、ナッツの香ばしさがなんとも鮮やか。クッキーがもたらすサクモチ食感と香ばしさも、なぜこれまで挟まなかったのか?と思うくらいヌガーと好相性です。
コーヒーフレーバーもやみつき必至。同じ建物内にある『AOI COFFEE』の中深煎りスペシャリティコーヒーのブレンド豆を、荒めに挽いて使っています。
リッチでほろ苦い、深めの香りが持ち味ですが、ヌガーの軽さとバランスを取るべく、ベリーを合わせることで浅煎りのニュアンスを醸しているとか。クッキーにもコーヒー豆が入っていて、カリっと噛むほどにコーヒーのアロマがわき立ちます。
抹茶はまた違うムード。穏やかな抹茶の風味を、ほっこりとした小倉とデーツの甘みが優しく彩り、落花生の香ばしさをアクセントに。南仏と日本の見事な融合はホッと心和む味わいで、日本茶ともよく合います。
食感も味わいもクセになる美しいヌガーサンドは、日々頑張る自分へのご褒美おやつにも、ちょっと特別な贈り物にもぴったりです。
商品名:ヌガーサンド5個ボックスセット
販売:FROM NOUGAT SHOP(フロムヌガーショップ)
文:お取り寄せの達人:chicoさん(スイーツライター)