スープストックトーキョーに『猫のためのスープ』があるって知ってた? → 飼い猫にあげてみた
猫さまのための食事のクオリティが、年々上がっている。家で作る場合はさて置き、購入できる猫用の食事と言えば、ひと昔前まではそれほど選択肢がなかったように思う。
それが近年はあらゆるメーカーが猫のための食事を作っており、ぱっと見、人間でも美味しく食べられそうなほど。我が家の猫さまにも、何かあげられるものはないかなと探していたところで目に留まったものがある。
あの『スープストックトーキョー』が、猫のための “スープ” を出しているようなのだ。そんなの絶対美味しじゃないか。むしろ記者が食べてみたい。そんな訳で、オンラインサイトでポチっとして注文してみることにした。
・シンプルな中身
その名も『猫のためのスープ』は「まぐろ・さつま芋」「鶏肉・にんじん」「真鯛・かぼちゃ」の全3種。それぞれ2パックずつ入ったセットが税込2682円なので、ひとパック447円といったところだろう。
ひとつ50gと猫に合わせて少量ではあるが、人間用のスープストック商品よりややお安くて良い。ちなみに主食ではないので、おやつとして総合栄養食と一緒に与えるべし。1日ひと袋までにしておこう。
さて。原材料欄を見ると、よくある猫用おやつに比べてとてもシンプルだ。余計なものが入っておらず、体に良さそうな印象を受ける。そうであるがゆえに賞味期限は短いかと思いきや、そんなことはない。
記者は2025年2月頭に購入したのだが、今年の6月、もしくは来年(2026)までもつようでビックリ。一体どうなっているのだろうか、企業努力を感じる。
いやがうえにも期待が高まる『猫のためスープ』。ひと肌くらいに温めても良いとのことなので、軽くレンチンして、猫さまに差し出してみることにした。
・猫により差はあるが
まずは「まぐろ・さつま芋」だ。レンジから出した時に、ふわりと出汁の香りがする。スープと言いながら、具もしっかり入っている。あまりに美味しそうだったので、少し食べてみたところ、出汁が効いていて普通に美味しい。
人間の食卓にあがっていたら、気が付かずに食べてしまいそうである。とは言え、あくまで猫用商品なので、みなさんは真似しないように。どうしても気になるという人は自己責任でお願いしたい。
しかし、人間が味わっても旨味を感じる贅沢(ぜいたく)品であることは事実。これは猫も喜ぶだろうと、さっそく差し出してみた。
我が家には2匹の猫がいるのだが(最近1匹増えた)まずは、食にさほど興味がなさそうな三毛猫さまに献上だ。こちらの猫さまは具が大きいと噛むのが面倒なのか、食べないきらいがある。
案の定、普通に差し出しただけでは食指が動かないようだったので、スプーンですくって与えてみる。すると、数口「悪くないですね」みたいな顔をして食べてくれた。
一方、常に食欲旺盛な白猫にあげてみるとものの十数秒で完食。大きな具材もがつがつ口に含んで、勢いよく食べていた。皿をぺろぺろし続けながら「あっという間になくなってしまいましたけど……」と悲しそうな顔をしていたので、随分美味しかったと見える。
その後、日を分けて「鶏肉・にんじん」「真鯛・かぼちゃ」もあげてみた。いずれも白猫の反応は良く、美味しそうもりもりと平らげていた次第。にんじんとかぼちゃは粒のサイズの関係か、若干食べ辛そうにしていたが、それでも最後まで必死に皿を舐め続けて完食だ。
このように猫により差はあるかと思われるが、食べる子は一瞬で食べ終えてしまうほどの美味しさであることが見て取れた。水分も多く取れる商品となっているので、その点もありがたい。
スープストックトーキョーは人のみならず、猫の日々までも幸せにしてくれるのかと、感心してしまった。猫の日(2月22日)も近いことであるし、ご自宅の猫さまへのご褒美飯として検討してみては如何だろうか。
参考リンク:スープストックトーキョー「猫のためのスープ」
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.