農の魅力、本で小学生に 次年度以降、教材に活用
青葉区役所は区内の豊かな農業を次世代に伝えるため、小学生向けの学習教材「青葉区の農っていいねブック」をこのほど制作した。3月24日には区役所で同教材の贈呈式が行われ、中島隆雄区長や編集に関わった農家、学校関係者などが出席した。
区の「農」を網羅
同教材は区で行われている農業の特徴(作物・歴史など)や旬の作物(約30品目)、農家の工夫(土づくり、病害虫対策など)、作物が食卓に届くまでの過程(米、麦、梨、枝豆)など、区の農業に関する情報を網羅している。制作にあたっては、区内の市立学校の栄養教諭・学校栄養職員研究会が協力し、小学校の授業等で使いやすいように工夫されている。2025年度以降、区内の各小学校にデータで提供され、授業や取り組みの中で活用される予定だ。
式当日は、編集に関わった農家から、小学校側の代表として黒須田小学校の平岡仁樹校長に同教材が手渡された。
平岡校長は「次年度以降、学校でしっかりと有効活用させていただければ」と展望を話した。同教材は全16ページで、同区役所のHPから閲覧できる。
料理コンクールの表彰も
また、この日は区制30周年を記念して実施された「はま菜ちゃん料理コンクール青葉区長賞」の表彰式も併せて行われた。応募された247のメニューの内から、区長賞を受賞したメニューを考案した区内の小学生5人が出席(1人欠席)。それぞれの考案したメニューが紹介された後、中島区長から表彰状を受け取った児童は喜びの表情を見せていた。