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広島の2025「年男」 先発ローテ定着目指す玉村昇悟、背水の覚悟で臨む田中広輔

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広島の玉村昇悟

自身初の規定投球回到達&2桁勝利目指す玉村昇悟

2025年に「年男」を迎えるのは、2001年生まれの24歳、1989年生まれの36歳となる選手たちだ。2025年の干支は「巳」。巳年生まれの年男たちを球団ごとに紹介していく。今回は昨季4位からの巻き返しを図る広島の選手たちを取り上げる(支配下選手のみ)。


2001年生まれの年男で期待がかかるのは、福井・丹生高から入団6年目の玉村昇悟だ。昨季は開幕ローテ入りこそ逃したが、主に先発として15試合に登板して4勝5敗、防御率2.96。7月30日、8月12日のDeNA戦で2戦連続となる完投勝利を挙げるなど、確かな成長の跡を示した。

昨季まで先発ローテーションを支えていた九里亜蓮がFAでオリックスに移籍。今季の玉村には大瀬良大地、床田寛樹、森下暢仁に次ぐ先発ローテの軸としての働きが期待される。自身初となる規定投球回到達、そして2桁勝利へ。シーズン通してローテーションを守り通すことができるか注目だ。

玉村と同期入団の韮澤雄也と持丸泰輝の2人も年男。韮澤は昨季わずか11試合の出場にとどまり、15打席に立って2安打だった。今季は現役ドラフトで同じユーティリティ内野手の山足達也も加入し、ポジション争いも激化。課題の打撃を改善し、出場機会をうかがいたいところだ。

持丸は3年目の2022年に育成から支配下に昇格したが、ここ2年は一軍出場なし。ただ、昨季は二軍で72試合に出場し、打率.268、OPS.707とキャリアハイの成績を残した。今季は一軍でその打力を発揮し、一軍定着のチャンスをつかみたい。

常廣羽也斗ら大卒2年目カルテットも年男

2001年生まれで、大卒2年目の常廣羽也斗にも先発ローテ入りの期待がかかる。ドラ1右腕は昨季シーズン終盤の9月15日に初昇格すると、同日のDeNA戦でプロ初登板初先発。5回7安打1失点で、見事にプロ初勝利を飾った。この経験を糧に、今季は開幕からのローテ入りを狙う。

常廣と同期入団の高太一、滝田一希、赤塚健利の3投手も2001年生まれの巳年。ドラ2の高太一は昨季、10月5日のヤクルト戦でプロ初登板。6回から3番手として登板し、2回無失点に抑えてプロ初ホールドを記録した。今季は先発として飛躍を期す。

同3位の滝田も高と同じ試合でプロデビュー。2番手として2回から4イニングを投げ1失点に抑え、プロ初勝利を手にした。貴重な経験を糧に、今季はライバルたちとの先発ローテ争いを勝ち抜きたい。

同5位の赤塚は支配下指名された同期入団の投手の中で唯一、一軍登板がなかった。二軍では13試合に登板して1勝0敗、防御率3.46の成績。8月以降は11試合に登板して1失点と安定感が出てきていただけに、今季は一軍ブルペンに食い込みたいところだ。

絶対的地位確立したい河野佳

2001年生まれがもう一人。大阪ガスから入団3年目を迎える河野佳だ。昨季は13試合に登板、計16.2イニングを投げて防御率2.16とリリーバーとして躍進。プロ初セーブも挙げた。今季はさらにレベルアップを図り、ブルペンで確固たる地位を築く。

唯一の1989年生まれとなる田中広輔も巳年の年男だ。11年目の昨季は矢野雅哉の台頭もあり、試合数は前年の「111」を大きく下回る「66」。108打席でわずか15安打、打率も.156と到底、納得できるシーズンではなかっただろう。

球団は昨秋のドラフト1位で佐々木泰内野手を指名するなど、内野陣の若返りを図っている。減額制限を超える40%ダウンの3000万円(推定)で契約を更改したベテランが、背水の覚悟で12年目のシーズンに挑む。

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記事:SPAIA編集部

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