三ツ境小出身の学生ボラ 若者の表彰制度でW受賞
若者と地域団体のパートナーシップ活動を表彰する「横浜アクションアワード2025」が2月22日に横浜市役所で開かれ、瀬谷区出身の大学生によるボランティア団体「S・legare(エスレガーレ)横浜」が準大賞と審査員特別賞を獲得した。
アワードは、学生が運営主体を担うNPO法人アクションポート横浜が主催し、今年で6回目。22日は1次審査を突破した6団体が公開プレゼンテーションで、地域団体との共同プロジェクトを紹介した。観覧者や有識者による投票・審査の結果、泉区の学習ボランティア「NPO法人宮ノマエストロみやまえ塾」が大賞に選出された。準大賞はエスレガーレを含む2団体。
エスレガーレは、ともに三ツ境小学校出身の代表・清水陸さんと副代表・門松悠真さんで構成されている。名称の「エス」は「Student」と「瀬谷」に由来し、「レガーレ」はイタリア語で「つなぐ」や「結ぶ」といった意味を持っているという。
2人は「地域と学生をつなげたい」という想いから、高校生の頃に活動開始。三ツ境駅南口で開かれる「白姫祭り」やハロウィーンイベント、餅つき大会などに協力してきたほか、清掃活動にも参加している。
22日は三ツ境駅前商店会を推薦人としてプレゼン。冒頭の太鼓演奏に始まり、白姫祭りのライブステージ運営など活動実績をアピールした。
ダブル受賞について門松さんは、これまでの活動やアワードにあたり、商店会を始め多くの人の協力があったとして、「少しでも目に見える結果を残せたことに安堵しています」とコメント。清水さんは「この結果に満足することなく、私たちに出来ることを常に考え続け、活動の幅を広げていきたいです」と更なる活動に意欲を示した。