【茅ヶ崎 学びスポットレポ】企画展「茅ヶ崎と大岡越前守 400年のえにしー縁ー」茅ヶ崎ゆかりの人物館 - 第70回「大岡越前祭」へとつながる地域の誇り
茅ヶ崎と大岡越前守
茅ヶ崎のゆかりのある人物のひとりである大岡越前守。茅ヶ崎市内には大岡家一族のお墓があり、「大岡越前祭」が年に一度、盛大に行われています。今年で「大岡越前祭」は70回目を迎えるそうです。
「茅ヶ崎ゆかりの人物館」で期間限定の企画展「茅ヶ崎と大岡越前守 400年のえにしー縁ー」が令和6年(2024年)10月26日(土曜日)~令和7年(2025年)5月6日(火・祝)まで開催しています。
画像出典:湘南人
大岡越前は江戸時代に活躍し、「大岡裁き」という裁判で知られています。
今回はガイドをお願いしました。ガイドしてくれたのは茅ヶ崎ゆかりの人物館の平山さんです。
ガイドなしでも十分楽しめますが、解説があるとさらにわかりやすくなりました。
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テーマは大岡家、書物、大岡越前祭に係るものや写真など、幅広く展示しています。
特に印象に残った、いくつかを紹介します。
・茅ヶ崎と大岡家の関係
もとを辿ると大岡家は愛知県の出です。現在の茅ヶ崎市域の土地を任される書の解説があります。
・大岡越前の逸話
裁きを寄せ集めた話の本があります。落語にもなった代表的な話を解説していただきました。
・筆跡からわかる人柄や性格
掛け軸の書の展示があります。筆跡の分析者も解説しているという、意思が強く、几帳面な筆跡に注目です。
・美男で才能あり
近い人、ほかの人からみた、外見・才能を高く評価した人物の聞き書きを紹介しています。
・歴代の広告ポスター・写真
過去の「大岡越前祭」の告知ポスターや、当時の様子がわかる写真もあります。
画像出典:湘南人
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資料は映像、説明書き、実物、複製品など。さまざまな協力があり、大岡越前に関係するものが集められています。
今回、解説してくれた平山さんは、自身のエピソードを交えつつ、とてもわかりやすい解説でした。
展示室をでると、別館にある本棚のそばに、茅ヶ崎市の歴史・文化などについての刊行本があります。
茅ヶ崎市が出版された本で、平山さんはここでも解説しています。大岡越前だけにとどまらず、幅広く活動されている方とわかり、今回はたいへん貴重な時間を過ごすことができました。
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こちらの施設には大岡越前をはじめ、ゆかりのある人物の基礎資料が110名あり、企画展を半年に一度入れ替えをしているそうです。
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今年で「大岡越前祭」は70回目の節目になり、今度の「大岡越前祭」は令和7年(2025年)4月19日(土)、4月20日(日)です。
大岡越前にまつわる魅力が集まっているこの企画展。イベントの節目に再確認できる貴重な機会になります。ぜひ足を運んでみてください。
茅ヶ崎ゆかりの人物館
営業時間
4月~10月 10:00〜18:00
11月~3月 10:00〜17:00
(最終入館は閉館の30分前まで)
休館日
月曜~木曜日(開館日は金・土・日・祝日)
入場料
200円(隣の開高健記念館の共通観覧料 300円)
アクセス
JR茅ヶ崎駅南口より約2km
コミュニティバス:東部循環市立病院線・松が丘コース バス停「開高健記念館」下車すぐ神奈川中央交通バス:辻堂駅南口行き 辻02系・辻13系 「東海岸北五丁目」バス停より約600m
住所:茅ヶ崎市東海岸南6-6-64
駐車場:あり(8台)(注)隣の茅ヶ崎市開高健記念館と共有