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恩師に感謝、楽団結成 綾瀬中学校のOBら

タウンニュース

4月6日の公開リハーサルで綾瀬中吹奏楽部顧問の鎌田拓也さんが指揮、山上さん(左)が見守った

綾瀬中学校ブラスバンド部のOBが、62年前に部を創設した顧問・山上和代さん(86)の名前を冠した吹奏楽団を結成した。同期のつながりやチラシ掲示を通じて幅広い世代に参加を呼びかけ、11月30日に一度きりの本番を迎える。

山上さんは音楽の教員だった事がきっかけで62年前に部を立ち上げ、多くの部員を育て、県大会に出場した記録も残る。元部員で元市職員の見上久さん(71)が「昭和100年の節目に、綾瀬に音楽の種をまいた山上さんに感謝し、記録を残そう」と発案し、2月から仲間に呼びかけた。一度限りのステージのために結成したのが「山上和代記念吹奏楽団」。当時部長だった比留川勝さん(73・比留川医院院長=人物風土記で紹介)が団長に就任。市外の駅にもチラシを掲示して仲間を募ったところ、元部員のほか、音楽経験者も含め約60人が集まった。

4月6日、市オーエンス文化会館での初顔合わせでは練習で「仰げば尊し」などを奏で、山上さんも会場でその様子を見守った。「先生は熱心だった。あの頃一度も練習を辛いと思ったことはなかった」と比留川団長。現在の綾瀬中吹奏楽部顧問の鎌田拓也さん(34)は「これまで様々な音楽関係者から山上先生の話を聞いてきました。大先輩たちの中で緊張します」。本番では指揮を担う予定だ。

次回のリハーサルは6月22日。見上さんは「元部員だけでなく、楽器経験者やそうでない人、多くの人に仲間に加わってほしい」と話している。

(問)見上さん【携帯電話】090・2448・5783

創部当時の県大会出場時の写真
山上和代さん

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