マイナンバーカードに運転免許証の情報を入れた「マイナ免許証」の運用が来春スタート!安全性に懸念も。
10月30日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、マイナンバーカードに運転免許証の情報を入れた「マイナ免許証」の運用が来春に始まるというニュースについて意見を交わした。
政府はマイナンバーカードを活用した行政手続きのオンライン化を進めていて、おととし成立した改正道路交通法で希望者はマイナンバーカードに運転免許証の情報を記録することができるようになった。
これを受けて、警察庁はマイナンバーカードのICチップに運転免許証の情報を入れた「マイナ免許証」の運用について検討を進め、9月からはパブリックコメントを募集するなどしてきた。
政府は29日の閣議で、「マイナ免許証」の運用を来年3月24日から開始することを盛り込んだ政令を決定した。
マイナンバーカードのICチップに運転免許証の番号、有効期限、免許の種類、眼鏡が必要などの条件、それに顔写真などの情報を記録する手続きをすることで「マイナ免許証」として利用できるようになる。
寺島尚正「森永さん、この動きはいかがですか?」
森永康平「一枚で便利になるよねっていう利便性はあるんですけども、一方で失くしちゃった時にはね……まあ、現状の運転免許証でももちろんそうではあるんですが、一枚全部がまとまった時に、失くした時の怖さはあるな~と思っていて、僕自身も過去に免許証を失くしたことがあって」
寺島「ありましたか!盗られたんじゃなくて?」
森永「単純に自分のミスで失くしたんですけど、当時は運転免許証だけだったんでまだ良かったんですが、マイナンバーカードに何もかも情報が入ってるとなると、より厳重に管理しないとなっていう」
寺島「そうですねえ、これ1枚失くしたらもうねえ!」
森永「全部漏れちゃいます(笑)」
寺島「これ、具体的にはマイナ免許証を自分で申請したとしますよね、例えば警察官の方から『免許見せてください』って言われたら、それを見せるってことになるんでしょうね?で、そこから器具かなんかを使って免許証のデータを読み取るということになると」
森永「ICチップに情報を入れるということは、そういうことでしょうね。まあ、とにかく一枚にまとまるっていうことは確かに利便性も高くて、僕もやっぱり財布とかをあんまり膨らませたくないタイプの人間なんで、カードをあれもこれも入れるよりも一枚、コンパクトにまとまってくれるのはいいんですけどね、やっぱり失くした時の怖さというところは凄くありますよね」
寺島「一枚失くしたら、それを止めたとすると、もの凄く不便ですよね?」
森永「そうですねえ。しかも僕は会社とかもやってるんで、何か書類が必要だったりする時に、やっぱり『マイナンバーカードが必要です』とか。法人のマイナンバーカードもあるんですが、そういうのが書類取り出す時に必要だったりしますから、功罪はあるなあと。一枚だったら凄い楽だなっていう気持ちと」
寺島「メリット・デメリットがありますよね……」