鷺沼駅前 老木65本植え替え サクラの名所、幹折れ危惧
市道鷺沼線で間もなく、樹齢50年を超えた老木65本を植え替える街路樹更新工事が始まる。区内屈指の花見スポットとして知られる鷺沼駅前の「春待坂」。再開発と時を同じくして、多くのサクラが一新される予定だ。
更新区間は、鷺沼交番前付近(小台1丁目19番地2)から横浜市境(犬蔵2丁目6番地)までの約1Km。同区間は、ソメイヨシノ153本とケヤキ19本が植えられている。桜並木が約200m続く春待坂は、満開時に多くの見物客が訪れるサクラの名所だ。
現在植えられているサクラは樹齢50年超。育成状態が悪い老木を巡っては、以前から倒木の危険性や根上りによる通行の支障が問題視されていた。そこで川崎市はこのほど、専門家による樹木診断や、宮前区役所道路公園センターが行った現地調査の結果を受け、更新を決定した。街路樹の生態に詳しい有馬在住の樹木医・伊藤菊代さんは「駅前のサクラは、樹皮が荒れるなど老木特有の状態のものもあった。倒木とは言わないが、幹折れや枝折れの危険性は十分ある」と話す。
同公園センターによると、伐採するのはソメイヨシノ60本とケヤキ19本。通行に支障をきたす場所や狭小で樹木の生育に適さない場所については植え替えせず、ソメイヨシノ55本とゆっくり成長する陽光サクラ10本が新たに植えられる。
工事期間は、サクラの開花シーズンを考慮し、4月中旬から9月下旬を予定。天候などの影響により変更する場合があるという。同センターは「更新を機に新たなサクラの名所になってほしい」と期待を寄せる。