BayWind 南区ジュニアマーチング 創部4年で初の全国へ
南区を中心に活動する横浜市ジュニアマーチングバンド「BayWind」が11月に行われた関東大会で金賞を受賞し、創部4年目にして初の全国への切符を手にした。12月14日にさいたまスーパーアリーナで行われる「第52回マーチングバンド全国大会」の小学生の部・小編成に出場する。
関東地区はマーチングの激戦区といわれる。ブラス(管楽器)のリーダーの金子遥さん(小6)とバッテリー(打楽器)のリーダーの鈴木蒼樹さん(同)は「初めは信じられなかった」と口を揃えた。
今年は「仲間との絆」をテーマに『鬼滅の刃』の主題歌を演奏する。金子さんは「仲の良さ、団結力がチームの特徴。演奏はもちろん、小道具の刀を使った息のあった演技が見どころ」と話す。鈴木さんは「マーチングの技術だけでなく、集団行動や挨拶、感謝の気持ちを持つことなどを活動を通じて学んできた。全国ではいつも支えてくれる先生や保護者、地域の方に良い演奏・演技で感謝の気持ちを伝えたい」と意気込む。
同バンドは2021年に創部。小学校単位のマーチングバンドが廃止・減少していることを受け、学校の垣根を超えたバンドを立ち上げた。18人からスタートしたメンバーは現在39人に。別の学校から児童が集まるため練習は基本的に週に1日。1回1回を大切に、効率の良い練習を目指している。
代表の川端大介さんは「自分たちの演奏・演技ができれば結果はついてくると子どもにはいつも伝えている。全国の場で、納得できるパフォーマンスを披露してほしいですね」と話した。