上越、妙高市内の路線バスが最大70円値上げへ 3月から頸城自動車など
新潟県上越市の頸城自動車とグループ会社4社は2025年3月1日から、上越、妙高市内を走る路線バスの運賃を30〜70円値上げする方針を示した。利用者の減少やエネルギー価格高騰などに対応するためで、運賃改定は消費税率引き上げ時を除き2009年以来16年ぶり。
《画像:上越市内を走る頸城自動車の路線バス》
頸城自動車とくびき野バス、頸北観光バス、頸南バス、東頸バスが運行する路線バスで、シャトル便や糸魚川市内を走る路線など一部を除き、平均約15%値上げする。初乗り運賃は大人は現行の160円から190円に、小児は80円から100円になる。1月30日に国交省北陸信越運輸局に申請した。
人口減少や少子化、コロナ禍などの影響による利用者減に、近年の物価やエネルギー価格の高騰で経営が悪化していた。「路線の再編や利便性の向上、諸経費削減などを重ねたが経営は厳しく、路線の存続とサービス維持向上、収支改善を図るための運賃改定」としている。
路線バスの運賃改定に伴い、「おでかけフリー定期乗車券」と「1日フリー乗車券」の価格も引き上げられる。
頸城自動車株式会社(公式ホームページ)( https://www.marukei-g.com/ )