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子連れで沖縄移住して6ヶ月!沖縄に住んで間もない私だから伝えられる「現状の沖縄暮らしのリアル」(与那原町)

OKITIVE

2025年4月から沖縄県南部・与那原町に家族3人で移住してきました。 もうすぐ移住して6ヶ月が経とうとしています。 今回は、沖縄移住して間もない私だから伝えられる「現状の沖縄暮らしのリアル」について、つらつらと書かせていただきました。 よく耳にする沖縄の湿気問題や気候、食、文化、暮らしのメリットとデメリット、毎月の光熱費や賃貸選びについてなど、これから沖縄移住を検討している方の参考になれば幸いです。

自己紹介 〜旅・自然が好きな夫婦です〜

南城市・百名ビーチ

沖縄移住と一言で言っても、独身、夫婦、子連れ、年齢などによって、移住で大切にするポイントや居住地などの目線も変わると思いますので、私の簡単な自己紹介からさせてください。  ・夫と娘(1歳)の3人家族 ・30代前半夫婦 ・私:以前は教員として働き、現在は専業主婦 ・夫:教員として働く ・持ち家なし ・運転免許は夫婦ともに取得済み ・埼玉育ち(小学生〜社会人)→夫婦で半年間海外へ(バックパッカー)→岡山移住2年  →埼玉1年(出産)→沖縄移住(2025年4月〜) ・自然を感じられる場所が好き ・好きなことは、コスパよく旅行に行くこと、温泉・サウナ、キャンプ、早起き、ストレッチ 元々大自然が好きな2人でしたが、子供が産まれて、ある程度の利便性も必要だという考えに変わってきました。与那原町への移住の決め手もそこにあります。

なぜ沖縄移住?

宜野湾マリンパークに夕日を見にドライブ

47都道府県ある中で、なぜ沖縄への移住を選んだのか。 理由は意外と単純で、夫が沖縄が好きだったから(笑)。 人生一度きり!やりたいと思ったことは早めに行動するべき!という精神の私たち。 夫は前々から沖縄に住みたいと言っており、行動するなら子供が小さいうちに!ということで、今年の4月に有言実行しました。 元々私たち夫婦は、2人とも正規教員として埼玉で働いていました。ですが、今後の理想とする暮らしを話し合い、教員を同じタイミングで退職。2日後には海外へ。 私は留学経験、夫はバックパッカーで世界を飛び回っていた経験から、長期で海外にもう一度行きたい!という思いがありました。そこで退職し、海外を旅することに決めたのです。 半年ほどで日本へ戻り、知り合いが移住していたというご縁もあって、岡山県の田舎に移住。2年間、岡山の田舎で過ごしました。一軒家、畑付きの賃貸物件に住み、希望であった自然に近い暮らしを楽しみました。もちろん住んで分かった田舎暮らしの大変さもありましたが、ここでは割愛します。 その間に妊娠がわかり、産後しばらくは実家のある埼玉で暮らしたいという私の希望で、実家近くに引越し。無事出産を終え、実家の有り難みを感じながら日々を送っていました。 ただ一方で、自然が溢れていた岡山の暮らしとのギャップを痛感し、埼玉でずっと生活を続けていくイメージがもてませんでした。 そこで今後の在り方をもう一度夫婦で話し合うことに。 この時に候補に出たのが、沖縄県。海推しの夫が前々から住みたいと言っていた場所。 私も、関東でも中四国でもなく、まったく違う土地を選んで暮らすことに賛成でした。 岡山に住んで思ったこと。それは、結局自分たちに合うかどうかは住んでみないと分からない。どこに住んでも良し悪しは出てくる。一番大切なのは、その土地で素敵な出会いがあるかどうか。 こんなかたちで、沖縄移住の準備が始まります。 沖縄移住と言っても本島のどこに住むのか、賃貸探し、仕事探し、、、などなど。やるべきことはいくつもありましたが、移住する!と決めた心はウキウキでした。 考えすぎると行動に移せなくなってしまうのが人間。移住も何事も、不安は付きもの。 少しでも沖縄暮らしにワクワクした気持ちがあるなら、ぜひ行動してほしいなと思います。 案外なんとかなるものです(笑)。

沖縄移住を決めてから住むまでにしたこと

移住してきたのは、2025年4月初旬。「沖縄に移住する!」と決めて本格的に動き始めたのは、2024年12月初旬。期間は4ヶ月というかなり短い期間で準備を進めました。 やったことは大きく5つ。 ①引越し準備 ②ネットで情報収集 ③現地訪問(住むエリア決め、家探し、車購入) ④4月からの仕事決め ⑤賃貸契約

①引越し準備

引越し準備は、フリマアプリを駆使して整理することから始めました。 沖縄は湿気がすごいと聞いていたし冬服もそこまでたくさんいらないことから、服や靴は思い切ってどんどん片付け。引越しをすると物を減らせるのでいいです。 大型の家具家電は持っていかず、段ボールに入るもののみ持っていくスタイルで、持っていけないものはすべて現金化して手放しました。

②ネットで情報収集

移住で最も大事になる「住む場所」と「仕事」の問題。人によっては仕事が先の場合もあると思います。私たちは仕事が決まっているわけではありませんので、住む場所探しをまず始めました。 と言ってもどのエリアがよいのかまったく分からず。まずしたことは、沖縄移住した人のYouTubeやブログを見て、地域ごとの特徴と移住におすすめのエリアを把握することでした。 私たちが求めていたのは、自然を感じられる暮らし。そして、スーパーやお店がある程度家の近くにあって生活がしやすいということ。車は最低限1台は購入すると決めていました。 この条件でいくと、複数の移住者の方がうるま市の石川をおすすめしていたので、賃貸情報サイトを参考に、その辺りの賃貸物件を見ていました。 流石にネットの情報のみで決めるなんてことはしたくないので、現地へ行く日程を夫と相談。 同時進行で4月からの夫の仕事の手続きをしており、一度対面で面接をしましょうとなったため、2月中旬の3連休をつかって現地へ行くことにしました。

③現地訪問(住むエリア決め、家探し、車購入)〜与那原町に決めた理由〜

現地での2泊3日でやると決めていたことは、中古車購入、住むエリア決め、内見して賃貸決定。 この2泊3日に色々とすべきことを詰め込みました。 2月。いざ沖縄へ。 結論、現地へ行って本当によかった!! 実際に行き、車を走らせることで町の雰囲気が分かります。スーパーや公園、交通の様子などを見て、住むイメージがもてるかもてないか、これがすごく大事だなと思いました。 時間があるなら、絶対に県内を車で巡った方がいいです。 中古車は5件ほど中古車販売店に行き、車の状態と人も良かった店舗で購入。4月納車にして、引越し初日から車が使える状態にしました。 エリア決めは、前もって調べていた情報からうるま市がいいかもと思っていましたが、町の雰囲気や空港までの距離、うるま市の賃貸物件を内見して「なんか違う」となり、エリア決めは振り出しに。 1日目はエリアすら決まらず、夜に夫婦で作戦会議。そこで候補に出たのが、南部の八重瀬町、与那原町、南城市。理由はGoogleマップの航空写真を見て、緑が多いと思ったから(笑) 空港からも下道で30分程度だし、良いのでは!!となり、夜のうちに3地域の掲載されている賃貸物件に内見の問い合わせをしました。 次の日、八重瀬町、与那原町、南城市をドライブ。その結果、与那原の広々とした公園の感じと、南城市の自然が多めな感じが私たちにとって「これだ!」となり、大体のエリアが決定!! そして最終的に住みたいと決めたエリアは与那原町になりました。 理由は、程よく便利だけど、ゆったりしている雰囲気があったから。そして海も近く、那覇市内や空港も30分程度、公園やスーパーも周辺に複数あったから。 そうと決まれば、問い合わせておいた物件の内見をいくつか行くことに。ただ次なる試練が。 良さそうと思った物件は、既に契約済み又はキャンセル待ちで、内見までたどり着けなかったんです。4月入居ということもあるうえに、良い物件は掲載されると思っているよりも早いスピードで契約が決まっていったようです。 結局2つほど内見をしたけれど、即決できる条件の良いところはなくて、断念。賃貸契約はできずに一旦沖縄を後にしました。

④4月からの仕事決め

夫の仕事は、1年契約の臨時教員として働けるよう手続きを進めました。 面接を2月に終え、仕事に関しては順調に決まっていきました。2月の面接時点で住まいが決まっていませんでしたが、大体の住む場所は決めたので、「この辺りに住みます」と伝え、4月からの職場を探してもらうようにしました。 教員免許と教員経験5年以上という肩書きは、違う場所で働くときの強みになるなと感じています。

⑤賃貸契約

埼玉に戻ってからは、与那原町の新着賃貸を毎日確認。 希望する間取りと金額、築年数などの条件で、良さそうと思ったものは、すかさず確認メールを送りました。内見は賃貸契約上、必ずしなければならず、オンラインでさせてもらいました。 そしてついにオンライン内見後を経て、契約まで進められる今の物件に出会ったというわけです。 直接見ていないのはどうかなとは思いましたが、今回のケースは仕方なかったかなと。まあでも、現地でしっくりきていなかった物件を焦って契約しないでよかったです。 契約する際には、その物件のデメリットはあるかや、気になる点はいくつか質問しましたし、営業の方の受け答えも含めて今の物件に決定。契約がきちんと決まったのは3月初旬でした。 家と仕事、車が決まって一安心。後は引っ越すだけとなりました。

初期費用と月々の光熱費

費用を安く済ませたい私たちは、うまくサービスを使いながら生活しています。ぜひ参考にできそうなところは取り入れてみてください。

引越し費用

送った荷物は、段ボール10個のみ。かかった費用は、2万円程度。 家電なども送るとなると引っ越し業者に頼まなければならず、埼玉から沖縄となると20万以上するようだったので、家具家電は沖縄でそろえることにしました。 普通の配達だと、大きめの段ボール一つ送るのに3000円〜4500円かかります。なので10個送るなら3〜4万はかかるところ、荷物一時預かりサービス(一時的に荷物を倉庫等で預かってくれるサービス)を活用して費用を抑えました。

沖縄移住の初期費用

中古車は25万円で購入。 内訳:軽自動車、走行距離9万キロ、事故歴なし、車検付き、1ヶ月補償あり 「とりあえず2年間使える車を」という目的で購入しました。 賃貸初期費用は約16万円。 内訳:4月の家賃、仲介手数料、家賃保証料 鍵交換はせず、火災保険は自分達で入りました。 大型家具・家電の購入費用は約3.5万円。 内訳:冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、食器棚、ダイニングテーブルとイス、ソファ、折り畳みマットレス2つ 大型家具・家電は、すべてフリマアプリとリサイクルショップでそろえました。 移動の多い生活をして感じたことは、賃貸の間はすごく良いものは買わないこと。中古に抵抗がない人には個人的にフリマアプリはおすすめです。タイミングが良ければ、質の良い家具家電を無料または格安で譲り受けることができます。 住む地域を変えたくなった場合や今の物件が気に入らなかった場合などを考えながら、家具家電をそろえています。

1ヶ月の家賃と光熱費

家賃(1LDK・築7年):57000円(公益費・駐車場代込み) 水道:3000円〜3500円(浴槽は毎日溜める) 電気:1万円弱(ほぼ毎日ずっとエアコン使用) ガス:5000円 埼玉の時と比べると、水道代は高め。電気代はエアコンを毎日付けっぱなしと考えたら1万円で収まっているのでまあ良いかなって感じです。ガスは埼玉の時と大差なし。 那覇市内の家賃は高いようですが、与那原町のように那覇から離れると安い傾向にあります。

今のところ感じる沖縄の天気・気候と住みやすさ

宜野湾マリンパークの夕焼け

亜熱帯気候の沖縄。湿気がやばい!とか、晴れの日が少ないというネットの情報がありましたが、実際どうなのか。

湿気がやばい!?

想像よりは大丈夫じゃん、というのが現状の感想(ただし現地に前々から住んでいる人によると、今年の湿気は軽度だったそうなので、今後はわからないです)。 対策としてしていることは、1日中ほぼクーラーで除湿 or 冷房(1LDKクーラー1台)。革製品は持たない。除湿剤をクローゼットに数個置く。普段履かない靴は除湿している部屋に置く。米や使用頻度の低い調味料は冷蔵庫保管。 洗濯物は基本外干しできています。梅雨時期の雨が続いた日は、室内に干しました。コインランドリーは今のところ布団を洗うのに一度だけ使用しました。 除湿機は必須とか、部屋干しはできないなどと聞いていたので、結構湿度を恐れていたのですが、大丈夫そうです。 ただ、もっと家が広いとエアコン1台では無理がありますね。また、住むエリアやアパートの何階かによって、湿度もかなり変わってくるかもしれません。

曇りが多いのは本当!?

これは多いです。埼玉と比べると、快晴の日は少ないですね。 特に4月〜6月は雨が降っていなくても、曇りの日がほとんどで、晴れて欲しいな〜とずっと思っていました。沖縄移住してきて間もない時に雨や曇りが続き、沖縄ってこんなに天気が悪いの??ってびっくりしました。 とはいえ、梅雨明け後は基本晴れが続きます。晴れていると海も青く、海面が太陽の光でキラキラ照らされ、これぞ沖縄!という景色を見ることができるので、毎日ハッピーな気持ちで過ごせています。

天気が変わりやすい

関東と比べると、晴れてはいるけど意外に快晴があまりない沖縄。雲が多くて、変わりやすい天気が特徴です。すごく晴れていると思ったら、急に雲行きが怪しくなって、スコールのような大雨になることもちょこちょこあります。 天気予報では「晴れ」となっていても一時的にスコールが降ることもあるので、外出時は晴れていても洗濯物を取り込むようにしています(これまでに干しっぱなしで出かけて、雨に降られてビショビショってことが数回ありました)。

もはや沖縄は避暑地!?

沖縄のビーチ

結論から言うと、流石に避暑地とまでは言えないかなと思います(笑) 異常な気温上昇で日本各地で連日猛暑日が続いており、「沖縄は避暑地」という言葉を最近耳にするようになりました。 ですが避暑地というと、高原などの標高が高く、気温や湿度は低く、朝晩は涼しくて過ごしやすい場所というイメージ。 流石にそんなことはありません。 ですが、本土と比べると「猛暑日」が少ないのは事実!(猛暑日とは、気象用語で最高気温が35度以上の日を指します。) 埼玉にいたときは、40度近くまで気温が上昇し、猛暑日が多くありました。 数字で見るとその差は明らかで、東京の猛暑日日数は26日に対して、9月1日現在、沖縄はゼロ! 体感的にも、暑さの違いを感じます。 埼玉はベタベタまとわりつく嫌な暑さ。それに対して沖縄は肌がジリジリ焼ける暑さ。 気温よりも日差しの強さが半端ないです。実際に紫外線量は沖縄はトップレベル。油断するとすぐに日焼けします。

私の足

私は今年の夏だけで足がこんなことになりました(笑)。紫外線対策は必須ですね。町でも顔を紫外線から守っている人をよく見かけます。 なぜ沖縄は猛暑日が少ないのか。それは海に囲まれていて高い山がないから。 海風によって熱が溜まりにくく、高い山がないため空気が高い山を降りてくるときに高温になるフェーン現象が起きにくいのです。それに加えて、東京などに比べるとコンクリートが少ないのも気温上昇に繋がらないひとつとされています。 気温が40度近くあった埼玉の夏と比べると、私は沖縄の夏の方が好きです!海辺の日陰は風がふくととても気持ちが良いんですよ!

沖縄の食情報

沖縄の物価は、基本的にはやや高めと考えたらいいと思います。県産の野菜は安く買うことができますが、県外のものや加工食品などの本土から送られてくるものは高いです。 そのため、埼玉では日常的に買っていたヨーグルトやチーズ、アボカド、もやし、アイスなどは頻繁には買わなくなりました。 沖縄のスーパーマーケットで沖縄移住前から知っていたのは、イオンくらい。他はサンエー、かねひで、ユニオンといった、沖縄のローカルスーパーです。

与那原町のスーパーマーケット「サンエー」

私は肉、魚、調味料などはスーパーで買い、野菜はファーマーズマーケットか八百屋さんで買っています。 野菜はファーマーズマーケットや農産物直売所、八百屋で買う方が断然安いし果物などの種類も豊富です。

与那原町・ファーマーズマーケット

本土ではなかなか食べることのなかったマンゴーやパッションフルーツ、ドラゴンフルーツ、島バナナなどの果物は旬の時期になるとマーケットにずらりと並びます。 これまで知らなかった島バナナの熟し方やマンゴーの切り方などを知ることができるのも、とってもおもしろいです! 海に囲まれた沖縄は、海産物も豊富&新鮮! スーパーなどには獲れたての魚が並んでいます。

スーパーに売っている魚

沖縄に移住してみてびっくりしたのが、名前の知らない魚が多いこと! 沖縄独特の呼び方の魚ばかり。馴染みのあるマグロも、本土で食べるマグロとはなんだか食べた感じが違いました。 元々お刺身が好きなのですが、沖縄に移住してからもっとお刺身を買うようになりました。理由は新鮮なものが食べられるから。 基本埼玉で買っていたのは解凍された刺身だったのですが、沖縄では生マグロや生カツオなど、獲れたての魚を購入できます。

スーパーに並べられているお刺身(9月)

私のお気に入りはツムブリ。脂っこくなくて食べやすく、魚の旨味が感じられ、お値段もお手頃なんです。あとは、県産の本マグロは特別おいしかったですね!! 沖縄に来たら県産魚を食べてくださいね〜! 他にもスーパーのお菓子コーナーも沖縄ならでは!

スーパーで売っているちんすこう

黒糖やちんすこうが、どのスーパーにも種類豊富に取り揃えられています。 私も沖縄に移住して1ヶ月くらいはちんすこうをよく買っていたのですが、段々と太ってきているのを感じて今は買うのをセーブしています(笑)。

スーパーの黒糖コーナー

驚いたのは、ちんすこうに勝るくらい陳列された黒糖。沖縄は確かに黒糖のイメージはあったものの、こんなに身近なんだ!とスーパーに行って感じました。 身体にもよいといわれる黒糖。 ちょっと気になって調べてみると、100%サトウキビの搾り汁から作られる沖縄黒糖は無精製のため、白砂糖と比べるとミネラルやビタミン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分など、日常生活で不足しがちな栄養素が豊富に含まれています。 また8つの離島(伊平屋島、伊江島、粟国島、多良間島、小浜島、西表島、波照間島、与那国島)で作られている沖縄黒糖は、島ごとに黒糖の風味や味わいが異なります。

沖縄の伝統菓子を提供するカフェで食べた「黒糖アガラサー」

健康と美容の観点からも良いとされる黒糖。私も沖縄に移住してから料理に使用したり、一口黒糖をおやつ代わりに食べたりしています。 ※400年ほど前、儀間真常が中国から砂糖製造の技術を導入し、黒糖が沖縄に広まりました。以来、黒糖は沖縄の産業振興を支える存在となり、黒糖を使った琉球菓子が現代に受け継がれています。

沖縄の移住先に「与那原町」を選んで正解だと感じたワケ

与那原町の最大イベント・与那原大綱曳の様子

与那原町での暮らしは、「ちょうど良い」住みやすさがあると感じています。 自然を感じたい!でもある程度の利便性もほしい!と思っているなら、与那原町はとてもおすすめです。 週末は色々な場所に出かけていますが、夫といつも言うのが「やっぱ与那原町いいよな〜」です。どこが具体的におすすめなのか、7つ挙げてみました!(個人的な意見になります。)

朝日を見ることができる

与那原町の朝日

早起きして海辺で朝日を拝む。私の日々の楽しみのひとつになっています。徒歩数分で海に行き、朝日を横目にストレッチができるなんて最高です。 海から昇る朝日を見ると「今日も1日がんばろう!」「なんだかいい日になりそう」と、ポジティブな気持ちになります。 私のように朝活が好きな人は、与那原町の海沿い、おすすめです!

歩いてすぐに海と整備された公園がある

与那原町は海に面しているため、海までの距離が近いです。また、隣の市町村も含め、芝生が整備された綺麗な公園があるのが魅力だと感じています。

与那原町の海沿いの様子

海沿いの歩道はきちんと整備されていて、ランニングや犬の散歩をしている人を見かけます。 散歩で街中を歩くのと海沿いを歩くのでは、充実感が違います。キラキラ光る海を眺めて子供と散歩していると、「いいところに来たな〜」という気持ちになります(沖縄に移住する前は埼玉の街中に住んでいたため、余計そう感じています)。

与那原町にある与那古浜公園

広々した公園もたくさん! 沖縄に移住して驚いたのが、芝生のある公園が多く、芝生がきちんと整備されていること。調べてみると、沖縄は芝生が育ちやすい環境のため、市で定期的に芝刈作業をしてくれているのだそう。 子連れにはとってもありがたい環境です。

与那原町のすぐ隣町にあるイルカ公園

与那古浜公園や隣町のイルカ公園、大里城趾公園などは、広々していて遊ばせやすいので、私のよく行く公園スポットになっています。

那覇市内・空港への距離がちょうど良い&高速のインターが近い

那覇市内、那覇空港までは、車で約30分で行くことができます。 埼玉から羽田空港までは電車を乗り継いで1時間半以上かかっていたので、30分で空港に行けるのはかなり近いと感じています。 与那原町から一番近いモノレールの駅は、首里駅。車で15分ほどです。夫が1、2回那覇市内で飲むことがあったので送っていきました。 高速のインターが近いのも、与那原に住んでみて良いなと感じた点です。自宅から10分の距離にインターチェンジがあります。

買い物に困らない

与那原町のスーパーマーケット・かねひで

車で5分圏内に丸大、サンエー、かねひで、ファーマーズマーケット、八百屋、DAISO、西松屋などがあり、買い物に困ることはありません。 車で10分走れば隣町のデパートにも行けるため、スタバや無印用品、ユニクロなども気軽にいくことができます。

隣の南城市は自然スポットが多い

南城市・知念岬公園

与那原町単体で見るとスーパーやお店に困らず、住みやすい「町」の印象が強いです。 もっと自然を感じたいなら、与那原町の隣にある南城市がおすすめ。週末ちょっと自然を感じに行きたいなと思って度々行く場所が「知念岬公園」(上写真)です。 他にも南城市には透明度の高いビーチや、景色の良いカフェ、世界文化遺産の斎場御嶽など、さまざまな自然を感じられるスポットがあります。

観光客が多くない

与那原町は観光名所があるわけでもないので、観光客がそれほど多くなく、道が混むこともありません。お出かけは好きだけれど、基本人が多い場所は好きではないので、与那原町の生活は私たちにとても合っています。 日常は穏やかに、週末は観光地を巡る、という生活をしています。

那覇市内や人気エリアに比べて家賃が安い

詳しい家賃相場などは分かりませんが、那覇市内や那覇に近い浦添市、豊見城市、観光地である北谷町などと比べると家賃が抑えられるのも嬉しい点。 沖縄は車社会なので、車があることを前提で考えるなら、与那原町は那覇までも遠くなく、高速の入り口も近くにあるので便利。それに道路も那覇市内を走るより走りやすいですよ。

沖縄独特の文化やスタイル

これまで当たり前だと思っていたことが当たり前じゃなかった時、ワクワクしませんか。 沖縄は、同じ日本なのに「え?そうなの?」「沖縄ならではで面白い!」と感じたことが色々ありました。 これは短期間の旅行ではわからなかったことばかり。いくつか紹介します!

ファミマコーヒーはセルフサービス&申告制

沖縄県のファミリーマート

コンビニコーヒーをよく買うのですが、最初かなり戸惑ったのがファミマのコーヒーサービス。 沖縄のファミマは自分でコーヒーを入れてからレジに持って行くんです! 蓋をしめた状態でブラックなのかカフェラテなのか自己申告をしてお会計をします。中身を確認しなくていいの??と思うのですが、これが沖縄のファミマスタイルなんです。 実はファミリーマートは、沖縄県内のコンビニで店舗数NO.1。そして沖縄県にあるファミリーマートは「株式会社沖縄ファミリーマート」が運営しているため、地域密着型で独自のサービスを提供し、沖縄限定商品を数多く販売しているんです。

お弁当屋さんがすごく多い

お弁当屋さんというと「ほっともっと」を思い浮かべませんか? 沖縄にもほっともっとはありますが、ローカル弁当屋さんの数の多さにびっくりしました!本当にいたる所に弁当屋さんがあります。 しかも店内を覗いてみると、ボリュームがあって安い。お弁当は300円〜500円ほど、そのほかにもお惣菜や100円のカップ沖縄そばが売っていることも。

「お先に失礼します」は言わない!?

「お先に失礼します」は言わない!? 埼玉では当たり前にマナーだと思ってしていたことが、沖縄では当たり前ではなかったんです。これは夫が職場での話を教えてくれました。 帰る時や飲み会の去り際には、先輩や同僚に「お先に失礼します」と言ってその場を後にしませんか? 沖縄ではこれは言わなくて良いんです。フワ〜といなくなる、が正解らしいのです。これだけではなく、沖縄は形式ばった挨拶はしないそうで。 例えば職場に入る時の「おはようございます!」と元気な挨拶などもいらないそうで。周りの人の話を遮ることなく「おはようございますー」と軽いフワッとした挨拶で良いんだとか。 とにかくビジネスの場で結構沖縄独特なものがあるみたい。 「沖縄ルール」といった本などがあるので、気になった方は一度読んでみると良いかもしれません。

旧盆や道ジュネー、伝統行事を大切にする沖縄

旧盆や道ジュネー、伝統行事を大切にする沖縄 沖縄では、祖先を敬い、地域の絆を深める伝統行事が今も大切に受け継がれています。 例えば、先祖の霊を迎えて供養し、再び送り出す伝統行事「旧盆」。旧盆の時期になると帰省する人が多く、家族や親族が一堂に会して先祖を想う習慣が今も根づいています。 2025年は9月4日〜6日の3日間でした。旧盆に合わせてファーマーズマーケットなどでは、お供え物として、スイカやパイナップル、サトウキビ、花などを買っている人がたくさん見られました。 また、お盆の期間、沖縄県の伝統芸能であるエイサーを踊りながら通りを練り歩く「道ジュネー」も各地で行われていました。練り歩くことで先祖の魂を見送り、供養する目的があります。 沖縄の方が伝統を誇り、次世代へ継承している姿を見ることができました。 まだまだ知らないことがたくさんあるに違いありません。今後の沖縄生活で新しい発見に出会うのが楽しみです。

沖縄移住で困ったこと

沖縄移住のデメリットも伝えておかないとと思い、今の時点で思う私なりの困っていることを挙げました。正直、深刻なものは思いつきませんでした。

油断すると家の中に大量の小アリ

沖縄は虫がでかいと聞いていました。ですが、今のところ住んでいて、虫の大きさに驚くことはありません。 ただ、家の中に小さなアリが出現していて、日々戦っています(笑)。 アリ退治のアイテムを置いたり、シナモンをかけてみたりしていますが撃退できず。食べ物のゴミはすぐに片付けるなど、気をつけて生活しています。 まあ今はアリと共存して生活するしかないかと開き直っています(笑)。

暑くて外にずっとはいられない

梅雨が明けて、7月、8月は晴れの日が多いです。 晴れた沖縄は、景色がよくて嬉しいのですが、とにかく日差しが強い!!朝8時ごろからはもう日差しが強くなり、外に長時間いるのは厳しいです。 そこから夕方19時〜19時半ごろの日没まで、暑くて外は無理。 海や公園、景色の良い場所に行きたいのですが、暑すぎてすぐに退散してしまいます。そこでたどり着くのは、やはりショッピングモール。子連れあるあるですね。

県外への手段は飛行機のみ

埼玉に住んでいた時は隣県へ気軽に電車や車で行くことができたのですが、沖縄から違う県に行こうとすると飛行機を使うしかありません(鹿児島へはフェリーもありますが)。 お金にものを言わせればどうってことありませんが、ふらっと気軽に他県に行くというのは簡単ではないと感じました。 思いつきで旅行となると直前は航空券が高いので、旅行は計画的に。

沖縄移住してよかったこと

沖縄に植えられていたヤシの木と青空

沖縄移住を経て、埼玉にはない満足感を日々の生活の中で感じています。まだ数ヶ月しかいませんが、日に日にこの良さに慣れつつある自分もいます。 自然を感じられること、沖縄らしさを感じられること、その土地の文化や伝統を知ることができることがとても嬉しいです。 今のところ感じている沖縄に来てよかったことをご紹介します。

海を毎日見ることができる

那覇市内の公園・波の上うみそら公園

晴れた日の海は、最高に素敵な景色。沖縄に移住してからこれを毎日見ることができる日々に、贅沢だな〜と感じています。 オーシャンビューとまではいきませんが、アパートが高台にあるため、家の窓からも海を眺めることができます。朝起きて日の光とともに海が見えると気分が上がります。 特に私たちは海に面していない埼玉に住んでいたので、海が近い暮らしはそれだけで充実度が増しています。

朝日と夕日の両方を見ることができる

トロピカルビーチの夕日

海に囲まれた縦に長い島、という特徴をもつ沖縄だからこその特権。東海岸では水平線から昇る朝日、西海岸では海に沈む夕日を楽しめます。 与那原町から西海岸のサンセットスポットまでは、車で約30分。朝日と夕日はいつ見ても特別感があって大好きです。

南国感・海外っぽさを感じられる

沖縄の道端で撮ったハイビスカス

沖縄の道路の両側にはヤシの木が、公園や道端にはハイビスカスをはじめ、南国の植物が育っています。今は慣れてしまいましたが、最初の方はそれだけで埼玉との違いを感じ気分が上がりました。 また沖縄には米軍基地があるため、外国の方をよく見かけます。北谷のビーチでのんびりしているとランニングや犬の散歩をしている外国人がたくさんいて、海外にきているかのような気持ちにしてくれます。 外国の雰囲気が好きな私にとって、たまに北谷の方面へ行くことがひとつの楽しみにもなっています。

沖縄について知る機会をもてた

沖縄にある本屋さんの一角

かつて戦場となっていた沖縄。沖縄に移住してからはちゃんと知りたいと思ったし、知るべきだと思い、本を数冊読み、平和記念資料館等へも足を運びました。

子連れフレンドリーなお店が多い

沖縄県は県全体の人口に占める子どもの数(15歳未満)の割合が全国トップ。教員の夫によると、クラスの子供たちは4、5人兄弟の家庭が多く、逆に一人っ子の家庭が少ないらしいです。 レストラン、居酒屋、カフェなどに行くと、周りにも子連れ家族が必ずといっていいほどいます。なので外食もしやすいなと感じました。 子供用椅子や食器が用意されているお店が多いですし、座敷のあるお店も埼玉に比べるととても多いです。 安心して食事できるお店が多いのは、子連れ移住の方にとっては嬉しいポイントかと思います。

休日は沖縄観光ができる

美ら海水族館

夏休みは、とにかく沖縄を巡りました! 北部の自然あふれるやんばるに宿泊したり、うるま市の離島に行ったり。時間をかけて沖縄の観光地を巡れるのは、住んでいるからこその特権ですね。

果報バンダ
ぬちまーす観光製塩ファクトリー

最新テーマパーク・ジャングリアは、激混みなので、もう少し経ってから行ってみたいなと思います。 また、涼しくなったらフェリーに乗って伊江島などの離島をサイクリングしたいと思っています。

無料の音楽フェスなどのイベントが多い

平井大さんのライブがトロピカルビーチにてあった時の写真

フェスやイベントが好きなので、気になるものがあると足を運んでいます。入場無料のイベントが結構あって、お金をかけずに楽しめるのが嬉しいポイント。 例えば、ビーチで平井大さんのライブを観られたり、米軍基地のイベントでCrystal Kayさんのライブがあったり。 かりゆし58などの沖縄出身のアーティストのライブなどもちょこちょこあるので、音楽好き、フェス好きの方は楽しめると思います。

高速料金が安い!沖縄だけの特別割引あり

週末は出かけることの多い私たち。高速道路もよく利用して北部にも行くのですが、そこで感じたのは高速料金が安いということ。 沖縄は、ETCを付けている車が全国と比較すると少ないことから、ETCを普及させるため「沖縄自動車道特別割引」というものが実施されています(今のところ2026年3月31日まで)。 「沖縄自動車道特別割引」とは、いつの時間帯でもETC搭載車であれば、通常料金から35.5%割引されるという特別割引のことです。 軽自動車ということもあり、さらに割引が適用され、名護の許田ICまでは1000円未満で行くことができています。

終わりに

百名ビーチで撮った娘の写真

長々と読んでいただきありがとうございました。 沖縄移住をこれから予定している方、まだ迷っている方の参考になると嬉しいです。 私たちも沖縄に移住してまだ日が浅いので、今後の沖縄生活がどう変化していくのか、楽しみで仕方ありません。 今は地元の方と繋がりはもてていませんが、ゆっくりと知り合いを増やしていけたらいいなと思っています。ゆくゆくは子どもと一緒に地域行事にも参加できたらいいななんて思っています。 また数ヶ月後の沖縄移住生活の様子をお楽しみに!

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