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けやき並木の下でパワフルに舞う!「けやきフェスタ2025『よこさいin府中』」が8月23・24日に開催

さんたつ

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東京都府中市の馬場大門のけやき並木ほかでは、「けやきフェスタ2025『よさこい in 府中』」が2025年8月23日(土)・24日(日)に開催。24日(日)には、大國魂神社の参道にもなっているけやき並木の下でパワフルなよさこい演舞が繰り広げられる。

けやき並木での流し踊りは圧巻

府中駅周辺にある6つの商店会が中心となって毎年8月下旬に行われる「けやきフェスタ『よさこい in 府中』」。元々はそれぞれの商店街で夏祭りを行っていたが、商店街の活性化や観光振興を目的に「府中夏祭り」を共同で開催するようになり、さらに誰でも参加できる祭りとして2006年から高知県発祥のよさこい鳴子踊りを取り入れた。約20年間の歴史の中で地元のチームも誕生し、現在では7つのチームが年間を通して活動している。

当日は府中市内のよさこいチームをはじめ、本場高知や高松からの参加チームも含めた約35チーム(予定)が集結する。会場は全部で6カ所。府中のシンボルであるけやき並木通りでは流し踊りが行われるほか、大國魂神社境内や「ミッテン府中」2階のペデストリアンデッキ、「ル・シーニュ」5階のバルトホール、各商店街では定点踊りが繰り広げられる。

「広場や道路で行われるよさこいイベントは多くありますが、けやき並木の下で踊るのは珍しいかと思います。木陰になっていて沿道の石垣に座って見られるので踊り手と観客の距離も近い。それぞれが身近に感じていただけるのでは」と話すのは実行委員会の福元さん。カチカチと軽快に鳴り響く鳴子の音色、踊り子たちの色鮮やかな衣装や元気な掛け声によって周囲は活気にあふれ、観客もパワーをもらえる。

「ミッテン府中」2階のペデストリアンデッキ会場は、距離も近くてライブ感たっぷり。

ダイナミックな“フラフ”の競演も!

よさこいといえば、エネルギッシュな踊りで魅了する踊り子たちはもちろんだが、“フラフ”と呼ばれる大きな旗を巧みに操って踊りを盛り上げる旗士(はたし)にも注目したい。24日(日)15時40分からは参加チームの旗士が集まって大旗を振る「フラフの競演」が行われる。けやき並木の緑に映える大旗がはためく様子はまさに迫力満点だ。

また、24日(日)16時からは「けやき並木踊り子隊」として、当日誰でも流し踊りに参加できる。「多くの方々に『参加してよかった』、『実際に踊ると本当に楽しい』という声をいただきます。ぜひ見よう見まねで体験してみてください」と福元さん。見るだけでなく、実際に踊り子として参加できるのも魅力のひとつだ。

大國魂神社の境内では踊りだけでなく、むさし府中ビール祭り実行委員会などによるキッチンカーの出店も。また府中東口商店会では「庚申様の夜祭」も同日開催され、府中の街全体がお祭りムードに包まれる。街歩きを楽しみながら、パワフルなよさこいを見学しよう。

けやき並木の下では熱い演舞を披露する踊り子たちの笑顔がはじける。

開催概要

「けやきフェスタ2025『よさこい in 府中』」

開催期間:2025年8月23日(土)・24日(日)
開催時間:11:00~17:00(会場により異なる)
会場:馬場大門のけやき並木(東京都府中市宮町)ほか
アクセス:京王電鉄京王線府中駅すぐ、JR武蔵野線・南武線府中本町駅から徒歩10分

【問い合わせ先】
「よさこい in 府中」実行委員会 info@yosakoiinfuchu.com
URL:https://www.yosakoiinfuchu.com/

取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供

香取麻衣子
ライター
1980年生まれ。『散歩の達人』編集部でのアルバイト経験を経て、2010年からライターとしての活動を開始。あだ名はかとりーぬ。『散歩の達人』では祭り&イベントのページを長らく担当。青春18きっぷ旅や山歩きなどのんびりと気ままにお出かけするのが好き。あとビールや美術館めぐりも大好物。

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