【取材レポート】「岐阜の地酒に酔う2025」東京会場
2025年9月7日(日)、東京・永田町に岐阜の志高き28の酒蔵が一堂に会しました。
岐阜県は、全国でも有数の銘酒を生み出す酒どころ。その魅力を堪能できる貴重なイベントとなりました。
熱気あふれる会場
Miss SAKE Gifu 今井由希 さん
イベントは、1部を業界関係者向け、2部を一般向けとして開催。いずれも大盛況で満員御礼となり、会場は熱気に包まれました。
各ブースを巡りながらの利き酒では、どの酒蔵の日本酒やリキュールも個性に富みつつ酒質のレベルが高く、まさに「すべてがおいしい」と感じられる内容でした。
来場者からは「岐阜の酒はおいしい!」「大満足です」といった声が多く聞かれ、岐阜酒のポテンシャルを実感できました。
会場の様子
酒蔵の声から見える課題
一方で酒蔵の方々に話を伺うと、
「日本人はブランドの先入観で味を判断しがち」 「味覚の感度が鈍ってきていることが心配」 「もっと多くの日本酒を飲み比べて、感覚を磨いてほしい」 「米の価格上昇や採用不足、飲み手の減少が課題」
といった現場ならではの声も聞かれ、日本酒業界を取り巻く現状が浮き彫りになりました。
にごり酒&ヴィンテージ酒に注目
会場を見渡すと、特に「にごり酒」を出品する酒蔵が目立ちました。実際に利き酒すると、クリーミーでまろやかな味わいが印象的で、酒蔵ごとに個性はありつつもどれも絶品。筆者は「カレーに合わせたい日本酒」として、にごり酒や1年以上熟成させたヴィンテージ酒に強く注目しましたが、実際に非常に相性がよいと感じました。
足立酒造場
渡辺酒造醸
三輪酒造
食事とともに楽しむ日本酒・リキュール
2部では、ペアリングのおつまみと日本酒を合わせることで、最高の味わいを堪能することができました。料理との相性を探る楽しみは、日本酒イベントならではの醍醐味です。
さらに、食中酒として料理と寄り添う日本酒や、食前・食後にぴったりのリキュールなど、多彩な魅力を発見。改めて「日本酒の楽しみ方は広がっている」と実感できました。
特典のオリジナルおちょことおつまみセット
武内酒造
奥飛騨酒造
蒲酒造場
蔵元やまだ
まとめ
今回の「岐阜の地酒に酔う2025」東京会場は、岐阜の酒蔵の熱意と実力を改めて感じられる素晴らしい場でした。
会場に足を運べなかった方や、岐阜に縁のある方、日本酒をもっと学びたい方には、ぜひ岐阜のおいしい地酒を味わっていただきたいです。
――今後も「岐阜の酒」から目が離せません。
【開催概要】
◆ 開催日:2025年9月7日(日)
◆ 会 場:ホテルルポール麹町
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-4-3
【プログラム】
◆ 第一部 岐阜の地酒発掘会(業界関係者の部)
11:00~12:30(1時間30分)
酒類業界関係者に限定(酒類卸小売・飲食店・マスコミ関係者様のみ)
◆ 第二部 岐阜の地酒に酔う(一般の部)
13:00~15:00(2時間)
定 員:300名
参加費:前売り 4,000円
当 日 4,500円
●岐阜の地酒に酔うオリジナルおちょことおつまみ付き!
主催:岐阜県酒造組合連合会
http://www.gifu-sake.or.jp/
酒蔵プレス編集部お酒単体だけではなく、ペアリングもすることが出来、より深い楽しみ方を提供して頂けるイベントでした。
皆様もぜひ岐阜の酒をお楽しみください。
https://www.sakagura-press.com/