諏訪内晶子(芸術監督)が立ち上げた『国際音楽祭NIPPON』 26年の豪華ラインナップが発表
2026年2月10日(火)~3月3日(火)横浜・愛知・宮城・岩手にて、『国際音楽祭NIPPON2026』が開催される。この度、彩り豊かな豪華ラインナップが発表となった。
2013年にスタートした本音楽祭は、今回で9回目を迎える。前回2024年には、国内外から総勢52名のトップ奏者と未来を担う若き才能たちが集い、圧巻のステージを繰り広げた。初の試みとなった特別編成“国際音楽祭NIPPONフェスティヴァル・オーケストラ”には、かつて本音楽祭マスタークラスで研鑽を積んだ若手奏者も加わり、指揮者サッシャ・ゲッツェルのもと、情熱あふれる演奏を披露。
「海外での演奏活動から得た経験を次世代に伝え、日本の音楽界に恩返しを」という想いで諏訪内晶子(芸術監督)が立ち上げたこの音楽祭が、着実に広がりと実りを見せ始めている。
注目のラインナップ
2026年の「オーケストラ・プロジェクト」も再びゲッツェルを迎え、ハイドンからペルトまで、古典から現代の幅広いレパートリーで、時代を超えた躍動感が響き渡るプログラムをおくる。
「室内楽プロジェクト」では、諏訪内が信頼を寄せる名手たちとともに、中欧の陰影を映しだす作品に焦点を当てた「Akiko Plays with Friends ~19世紀vs20世紀~」、色彩に満ちたフォーレの室内楽全22曲を一挙に演奏するマラソンコンサートなど、深淵に迫る濃密なプログラムを展開する。
また本音楽祭は、次世代の育成、地域との共創、そして芸術文化の交流を目的に掲げ、マスタークラスやアウトリーチなどのエデュケーション・プロジェクト、新作や知られざる名作の紹介に力を注いできた。音楽家と地域社会とのつながりを深める取り組みも行い、若手演奏家たちにとっては次世代を担う存在へと成長していく貴重な舞台となっている
「感動を紡ぐ」「心をつなぐ」「未来を創る」というコンセプトのもと、さらなる多彩なラインナップで多くの人を迎える。