虎杖悠仁の領域展開とは?生得術式や存在しない記憶|最新話第264話について
この記事では、呪術廻戦の虎杖悠仁の領域展開についてネタバレ解説・考察しています。作品内の伏線やキャラクターのモチーフや含まれているとされる要素などについてもまとめています。
この記事では、単行本最新巻やジャンプ本誌の最新話までのネタバレが含まれているのでご注意ください。
虎杖悠仁の領域展開
2024年7月の第264話では、虎杖悠仁が領域展開を発動し、第264話が終了します。
「人外魔境新宿決戦」での「宿儺」との戦いにおいて、乙骨憂太が戦闘不能になり、来栖華の「邪去侮の梯子」が出力不足で宿儺には通用せず、来栖華を守ったことにより黒閃をモロに食らってしまった東堂葵、現在最前線で戦っているのは虎杖だけとなります。
宿儺は乙骨により領域が破られたため術式が焼き切れたものの、東堂葵に放った黒閃により、反転術式を取り戻したので術式が回復するのが容易となってしまいました。
虎杖の術式である「解」を、宿儺と伏黒恵の魂の境界に当てると致命的なダメージを受けてしまうが、避ければ問題ないと宿儺が考えていたところに突如、虎杖が印を結び領域展開を発動させます。領域内で発動させた術式は「必ず当たる」ということを活かすわけです。
領域展開を使えるようになった理由
宿儺と五条悟の戦いが始める前、虎杖悠仁は「冥冥」の弟である「憂憂」の術式を使って呪術師の「日下部篤也」と魂を入れ替え、結界術の基礎を修行していました。
そして、宿儺との戦いの最中、黒閃を連発したことのポテンシャルの解放もあったことにより、領域展開が発動できるほどにまで強化されたのだと推測できます。
生得術式
現在、虎杖が使える「生得術式」は2つあります。呪胎九相図の4番~9番を取り込んだことによる「赤血操術」、宿儺の受肉体として虎杖の身体に刻まれてしまった「御廚子」が存在しています。
つまり、この2つの術式が領域内で必中になるということであり、「御廚子」の「解」を当てて伏黒と宿儺を分離させようという目論見です。
駅のホーム
第264話のラスト、とある駅のホームにいる虎杖悠仁と宿儺ですが、アニメ1期のオープニング「廻廻奇譚」の冒頭などに映っている電車の雰囲気に似ています。
何かが関係しているのか…それは不明です。
領域展開の印
虎杖悠仁が領域展開の発動時に結ぶ印ですが、「地蔵菩薩印」だと思われます。
理由として、宿儺の印が「閻魔天印」であり、これは死んだ者の罪悪を裁く神と言われています。ルーツはインド神話における人類の始祖「ヤマ」であり、「ヤマ」はサンスクリット語で「双子」を意味しています。
そして、地蔵菩薩は閻魔天の化身とも言われており、同一の存在という解釈をすると、虎杖悠仁と宿儺の関係性と一致しています。
存在しない記憶
本作では2回だけ、この現象が発生しています。しかも、どちらも虎杖と関係したタイミングで発生しています。
存在しない記憶について
1回目は呪術高専の京都校の交流会中、東堂が虎杖と中学校で親友として過ごした日々、という「存在しない記憶」が出てきます。
2回目は渋谷事変で虎杖と脹相の戦闘において、虎杖にトドメを刺そうとした脹相の脳裏に、脹相が壊相、血塗、他の九相図、そして虎杖とともに食卓を囲む「存在しない記憶」が流れ込みます。
この2回の存在しない記憶は、虎杖の生得術式であり、無意識に発動させていたのではないかと、渋谷事変の当時から考察されていたものでした。
しかし、原作者の芥見下々先生が「存在しない記憶は虎杖の能力ではない」と、「漫道コバヤシ」という番組内で完全に否定されたことにより、この考察は合っていなかったことがわかったのです。
存在しない記憶の発現…?
しかし、この最新話第264話において、終盤に虎杖が領域展開を発動させた次のコマは虎杖悠仁と虎杖悠仁の体にいた宿儺の2人だけで、どこかわからない駅のホームにいるコマで虎杖悠仁が「”行くぞ!!宿儺!!”」というセリフとともに、第264話が終了します。
この駅のホームにいる2人は、やはり実は虎杖悠仁の生得術式である「存在しない記憶」を宿儺に見せているのではないか、という推測になります。
存在しない記憶の否定
筆者の考察としては、「存在しない記憶」ではないと推測しています。
理由として、やはり芥見下々先生によって否定されているからこそ、そこは覆らないのではないかと思われ、駅のホームのシーンは五条悟が死亡してしまった時の空港のシーンと同様の比喩表現なのではないかと推測しています。
流れとして、虎杖が領域展開を発動し、必中になった「御廚子」の「解」を浴びせ続け、宿儺と伏黒恵を分離させた時に吐き出した「宿儺の指」をすべて虎杖が飲み込み、虎杖が宿儺の甥という縁ということもあり、虎杖の中へと引き寄せられたと予想しています。
“縛り”
さらには、領域展開時の”縛り”として、自身の命を賭すくらいの縛りを設けて発動したのではないかとも推測しています。
なぜならば、最後のセリフの「”行くぞ!!宿儺!!”」というのは、「一緒に死ぬぞ」という意味も込められているのではないかと思いました。
ここの筆者の考察は証拠を載せているものの、妄想や推測が多いので、鵜呑みにしないでいただけると幸いです。
虎杖と宿儺の関係
虎杖悠仁の父親である「虎杖仁」は、第257話において衝撃の事実が判明しました。
それは、「虎杖仁」は平安時代の宿儺の双子(兄か弟かは不明)の転生体だったのです。この事実により、虎杖悠仁と宿儺は甥であり、親子でもあるという関係性と言えます。
なぜなのか、まず前提として、一卵性双生児の双子は魂の形が同質であるために、呪術では同一人物と見なされるということ。
つまり、現代だと虎杖仁と宿儺は兄弟であり、その息子の虎杖悠仁とは甥の関係で、虎杖仁と宿儺は同一人物と見なされるので、親子でもあるのです。
さらには、虎杖悠仁の母親である「虎杖香織」は、羂索が乗っ取っていたこともあり、宿儺と羂索の息子とも言えるのです。
虎杖悠仁ってどんなキャラ?
虎杖悠仁とは「呪術廻戦」の主人公です。
第1話で飲んだ「宿儺の指」という特級呪物を飲み込んだことにより、特級呪術師の「両面宿儺」の器となります。
祖父の「虎杖倭助」から「オマエは強いから人を助けろ」という遺言をきっかけに「正しい死」にこだわりがあり、呪術師になってからも仲間や一般人など、手の届く範囲の人をみんな救おうと思っています。
虎杖悠仁の基本情報
年齢
15歳
生年月日
3月20日
所属
東京都立呪術高等専門学校一年
等級
1級術師相当
好きな食べ物
丼もの、麺類
嫌いな食べ物
なし
ストレス
理系科目(molでつまずいた)
一人称
「俺」
出身地
宮城県仙台市
術式
御廚子、赤血操術
領域展開
使用可
反転術式
使用可
担当声優
榎木淳弥
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