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サッカーU-15日本代表MF小枝朔太郎(ジュビロ磐田U-15)「和製ガットゥーゾになれるように頑張る」

アットエス


静岡国際ユース(U−15)サッカー大会(10月12〜14日・エコパ)に出場した静岡県代表U-15でキャプテンを務めたのは、ジュビロ磐田U-15のMF小枝朔太郎。最終日にフェイエノールト・ロッテルダムに敗れて2勝1敗の2位に終わり、U-15日本代表にも名を連ねる期待のボランチは「優勝カップを掲げて終わりたかったです」と悔しさをにじませた。

ジュビロではダブルボランチの一角を担う小枝は今大会、4−3−3の布陣の中でアンカーに入った。持ち味はハードワークとボール奪取力。ピンチの芽がどこにあるかを嗅ぎ取り、相手に素早く体を寄せていく“つぶし屋”だ。

静岡県代表を指揮したジュビロ磐田U-15の松下幸平監督は「アグレッシブという言葉が一番似合う選手。ハードワークができて、器用さはないけれど、ボールを狩りにいける」と高く評価。「昔の選手でいうと、ガットゥーゾ(元イタリア代表)みたいな(笑)。泥くさくプレーできる」と目を細める。

浜松和田JFC時代は飛び級でトレセンに

浜松市出身の小枝は浜松和田JFCで小学6年までプレー。小学5年時には一学年上の浜松トレセンに“飛び級”で入っていた。ジュビロ磐田U-15に加入してからは日本サッカー協会のエリートプログラムに呼ばれ、U-15日本代表にも選出された。

課題として自覚するのは「中盤でのボールの受け方やポジショニング」。得意のボールハントだけでなく、ゴールに向かっていく姿勢をこれから強く出していきたいという。

「いつも『前』をキーワードにしています。今大会をただの良い思い出にするのではなくて、次につながるようにしないと。自分のところでボールを奪って、前線をうまく操ることを意識していきたいです」

身長は173センチ。フェイエノールトの選手たちの中に入ると小さく見えたが、かつて「闘犬」と呼ばれたガットゥーゾもそれほど大きな選手ではなかった。小枝は「ガットゥーゾ?僕好きです。世代別代表に選ばれ続けて、和製ガットゥーゾになれるように頑張っていきたいです」と目を輝かせた。

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